「君の味方はほぼいない」坂場に向けられた痛烈な一言 『なつぞら』壁に直面する男たち

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2019年07月23日 12:31  リアルサウンド

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『なつぞら』写真提供=NHK

 テレビ漫画では、フルアニメーションの映画とは違う手法が使われるという。それだけに、もしもテレビ漫画の作り方に慣れてしまったら、日本のアニメーションは後戻りできなくなってしまうのではないか……。


参考:『なつぞら』第99話では、なつ(広瀬すず)と茜(渡辺麻友)たちがテレビ班の仕事に戸惑う


 テレビ漫画に進出することは、どうやら坂場(中川大志)にとっては悩ましいことであるようだった。『なつぞら』(NHK総合)第98話では、坂場がテレビ漫画の仕事を任されたことで考え込んでしまう場面が描かれた。


 子どもたちからすれば、面白いか、面白くないかが大切なのだと、仲(井浦新)から告げられた坂場。とりあえず認めた坂場であったが、彼には他にもいろいろと思うところがあるようだ。会議が終わった後のなつ(広瀬すず)との会話シーンで、抱えている思いを吐露した。もう漫画映画を作れないのではないかと落ち込んだり、上層部から嫌われているのではないかと憂えたり……。「何をすねてるんですか。あなたらしくない」と、なつから突っ込まれる坂場であったが、彼は本当に自分の現状について悩んでいるようだった。


 そんなとき、会話をしている2人のところに、露木(木下ほうか)がひょっこりと姿を現す。そこで坂場は露木から「君の味方はほぼいない」とか、「人に嫌われる勇気を持つことも演出家にとっては大事な資質なんだ。君は生まれながらにしてその資質ってもんが備わっている」と言われてしまう。


 だが、露木がそこで坂場に一番伝えたかったことは、嫌われているのかもしれないが、腐らずに、新しい環境で頑張れということらしい。これで完全に坂場が励まされたのかどうかは分からないが、とにかく今後の坂場の姿が気になるところである。


 そして、悩める青年がもう1人。雪次郎(山田裕貴)である。劇団の公演で主役に抜擢された雪次郎であったが、劇団員の中には彼が主役を務めることに納得いかない者がいるようだ。というのも、納得できない劇団員は、雪次郎が亀山蘭子(鈴木杏樹)からえこひいきを受けているのではないかと疑っているからであった。雪次郎としては蘭子と共演して、純粋に芝居に向き合いたいだけなのだが、それは分かってもらえず……。雪次郎は今、また一つ大きな壁に阻まれているようだ。(國重駿平)


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  • 染谷将太の演技がどんどん宮崎駿が乗り移ったみたいにw。本人見てないと思って好きにやってるの?
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