大森南朋『サイン』1位、深田恭子と反町隆史はワースト入り! 7月期ドラマ初回ランク

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2019年07月24日 16:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系)公式サイトより

 午後8〜10時台に放送される民放の夏ドラマが、7月22日までにそれぞれスタート。視聴率では14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得した大森南朋主演のテレビ朝日系ドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』がトップに輝いた。

 大森にとって民放ドラマ初主演となった『サイン』は、韓国で2011年に放送された人気法医学サスペンスのリメーク作品。大森は「日本法医学研究院」という厚労省と警察庁共管の架空組織の解剖医・柚木貴志役で、権力に屈することなく真実と正義を追求する真っ直ぐな法医学者を演じている。ほかには松雪泰子、仲村トオル、飯豊まりえ、高杉真宙、西田敏行らが脇を固め、視聴者の間では「大森南朋がいい演技してる。次回も楽しみ」「めちゃくちゃシリアスなドラマだと思ってたら、くすっと笑えるシーンもあって楽しい」「大森南朋の毒舌と飯豊まりえの演技が良い」と、高評価が目立っていた。

 しかし、2話は9.5%で、初回から4.8%もダウン。上野樹里主演の月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)と比較する声も上がり、「解剖モノなら『朝顔』の方が面白い」とするコメントも。その『監察医 朝顔』は、東日本大震災により母が行方不明となった過去を持つ新米法医学者・朝顔(上野)が、ベテラン刑事の父・平(時任三郎)とともに真相解明に挑んでいく物語。初回は13.7%でベスト2位に食い込み、2話目も12.3%と2ケタをキープしている。

 ジャニーズ事務所の俳優・風間俊介、ジャニーズJr.内ユニット・SixTONESの森本慎太郎も刑事役で出演。視聴者からは、「脚色も丁寧で、キャスティングも良い。説教臭い台詞で締めないのも良い」「淡々としてるのが月9っぽくなくて良かった」「震災の話がつらかった。気分転換に見るドラマじゃないな」「面白いんだけど、月曜から見るにはちょっとヘビー」など反応はさまざまだ。

 ベスト3位は、池井戸潤氏の原作をドラマ化した大泉洋主演の『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)。大手自動車メーカー「トキワ自動車」のエリート社員である主人公・君嶋隼人(大泉)が工場に左遷され、社内の「お荷物」と呼ばれるラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーに就任するというストーリー。素人の君嶋がチームの再建に奔走する姿を描いていく。人気の池井戸作品とあって初回は13.5%と好発進したが、2話は11.8%と、1.7ポイント下降した。

 一方で、ワーストにはフジテレビ系とテレビ東京系のドラマがズラリと並んだ。ワースト3位は、揃って初回8.4%だった三浦春馬主演『TWO WEEKS』と深田恭子主演『ルパンの娘』(ともにフジテレビ系)。『TWO WEEKS』は韓国で13年に大ヒットしたドラマのリメーク版で、殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城大地(三浦)が、白血病の娘の命を救うために逃亡する2週間のタイムリミットサスペンス。かたや、横関大氏による同名小説(講談社文庫)が原作の『ルパンの娘』は、深田演じる泥棒一家“Lの一族”の娘・三雲華と、警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の恋を描くラブコメディだ。

 数字は低いながら、両作品とも視聴者からは好意的な感想が上がり、「期待せずに見たらめちゃくちゃ面白かった。今後の展開が気になる!」「『ルパンの娘』見て驚いた。ミュージカルに時代劇……と、いろんな名場面が詰まってる感じで面白い」と評判。最終話に向けて視聴者を増やしていけるのか? 今後の行方を見守りたい。

 ワースト2位は、小泉孝太郎&松下由樹がバディを組む刑事ドラマ『警視庁ゼロ係 〜生活安全課なんでも相談室〜 SEASON4』(テレビ東京系)で、初回2時間スペシャルは6.7%だった。16年に1st SEASONがスタートし、今回で4作目となる人気シリーズ。安達祐実、TKO・木下隆行、戸塚純貴、片岡鶴太郎ら前作のキャストに加えて、新作は斉藤由貴、吉田栄作、宮川一朗太らが新レギュラーに。昨年の初回視聴率8.8%から約2%も数字を落としているが、4作目で打ち止めとならないよう、今後の数字上昇に期待だ。

 そして、今期のワースト1位は、もはや最下位常連となっているテレビ東京系の月曜午後10時台の「ドラマBiz」枠の作品。反町隆史が現役弁護士・村松謙一氏をモデルにした主人公・村越誠一を演じる『リーガル・ハート〜いのちの再建弁護士〜』で、初回は5.4%だった。ビジネスドラマ「ドラマBiz」枠は昨年4月に始まり、視聴者の評判は良いものの、放送枠自体がなかなか浸透していないのか、1ケタ前半の低視聴率が続いている。

 初回の記録を振り返ってみると、第1弾の『ヘッドハンター』(主演:江口洋介)は4.5%だったが、次の『ラストチャンス 再生請負人』(主演:仲村トオル)は6.1%と名誉挽回。しかし、以降も『ハラスメントゲーム』(主演:唐沢寿明)が5.2%、『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』(主演:真木よう子)は4.6%、『スパイラル〜町工場の奇跡〜』(玉木宏主演、)は3.5%と右肩下がりに。『リーガル・ハート』は昨年10月期以来の5%台で、同枠にしては期待できる数字。果たして、平均ランキングでは最下位を逃れられるだろうか?

【2019年夏ドラマ(午後8〜10時台、民放5局)初回視聴率一覧】

1位『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 14.3%
2位『監察医 朝顔』(フジテレビ系・月曜午後9時) 13.7%
3位『ノーサイド・ゲーム』(TBS系・日曜午後9時) 13.5%
4位『刑事7人』(テレビ朝日系・水曜午後9時) 13.2%
5位『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系・土曜午後10時) 12.6%
6位『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系・火曜午後10時) 10.8%
7位『凪のお暇』(TBS系・金曜午後10時) 10.3%
8位『偽装不倫』(日本テレビ系・水曜午後10時) 10.1%
9位『TWO WEEKS』(フジテレビ系・火曜午後9時) 8.4%
9位『ルパンの娘』(フジテレビ系・木曜午後10時) 8.4%
11位『警視庁ゼロ係 〜生活安全課なんでも相談室〜 SEASON4』(テレビ東京系・金曜午後8時) 6.7%
12位『リーガル・ハート 〜いのちの再建弁護士〜』(テレビ東京系・月曜午後10時) 5.4%

※通年放送の『科捜研の女』(テレ朝系)と、4月より2クール連続放送の『あなたの番です』(日テレ系)はランキング対象外とする。

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