妻夫木聡×井上真央『乱反射』9月21日劇場公開決定 石井裕也監督「悲願でした」

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2019年08月02日 10:21  リアルサウンド

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『乱反射』(c)メ〜テレ2018

 石井裕也監督作『乱反射』が9月21日より劇場公開されることが決定した。


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 「第63回日本推理作家協会賞」を受賞したミステリー作家・貫井徳郎氏の同名小説を、石井裕也監督が実写化した本作は、2018年9月にテレビ朝日系列で放送され好評を博した。続く2019年6月には、上海国際映画祭公式イベントの日本映画週間にてインターナショナル・プレミア上映され、さらに今秋には香港での上映も決定している。事故で最愛の息子を失い、原因の真相を追う夫婦を、本作が初共演となる妻夫木聡と井上真央が演じる。


 地方都市に住む幼児が、ある事故に巻き込まれる。原因の真相を追う新聞記者の父親が突き止めたのは、誰にでも心当たりのある小さな罪の連鎖だった。街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、事なかれ主義の市役所職員、尊大な定年退職者といった平凡な人達の複雑に絡み合ったエゴイズムの果てに悲劇は起こった。決して法では裁けない“殺人”に追い込まれた父親と母親は、幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていくことを余儀なくされていく。


●石井裕也監督 コメント
『乱反射』が劇場で公開されることは悲願でした。製作時から、キャスト・スタッフの方々と共に劇場公開を目指していました。同時に、海外へもどんどん展開していこうという野望を持っていました。それらが現実となり、とても嬉しく思います。撮影したのは2017年の7月ですが、「責任の所在がハッキリしない日本社会の縮図」でもあるこの作品は、全く色褪せていません。テレビで一度ご覧になった方も、よりダイナミックになった映画版『乱反射』を楽しんでいただけると思います。


(リアルサウンド編集部)


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