ハリウッドの大御所女優兼コメディエンヌのウーピー・ゴールドバーグ。彼女が司会の1人として出演するトーク番組にて、歌姫マライア・キャリーの体型に関する意地の悪いジョークを放ったとしてバッシングを浴びている。
米国の人気トーク番組『The View』の1日放送回に、名作映画『スタンド・バイ・ミー』のバーン・テシオ役などで知られる俳優ジェリー・オコンネルがゲストとして登場した。
懐かしい昔を振り返る“スローバック・サーズデイ”(#ThrowbackThursday)をネタにトークが盛り上がったこの日、ジェリーは
歌姫マライア・キャリーのヒット曲『Heartbreaker』(1999年)のMVに出演したという過去のエピソードを披露した。
スタジオの大きなスクリーンに、同曲を歌う若かりしマライアと恋人役を演じるジェリーのシーンが映し出されると、司会者の1人で弁護士のサニー・ホスティンが、
「これが“20 years ago”(20年前)だなんて信じられないわ!」
と驚きの声をあげた。しかし同席していたウーピー・ゴールドバーグは、とくに感動した様子も見せず隣に座っていた政治評論家のアナ・ナヴァロに小声で一言、
「20 bodies ago(20体前)」
と言い放ったのだ。
番組はその後も何事もなかったかのようにジェリーの昔話で盛り上がり、
「マライアがとにかく美しかったことはよく覚えているよ。彼女のあまりの美しさに僕はあっけにとられちゃってね。」
「マライアがトレーラーに呼んでくれて、一緒にシャンパンを飲んだんだ。」
「これは脈ありかも…ひょっとしたら、自分が“ミスター・キャリー”になるかもしれないって期待したものさ。」
「でもマライアには当時、ルイス・ミゲル(メキシコ人歌手)ってボーイフレンドがいてね。結局僕はセキュリティーに追い出される羽目になったんだけれど。」
と面白トークを繰り広げたため、番組は終始穏やかな雰囲気で進行した。
マライアは確かに「激太り→激痩せ→リバウンド」というパターンを繰り返してきており、彼女の体型の変移は何度となくタブロイドを賑わせてきたことも事実だ。しかし人気番組のなかで、「20 bodies ago(20体前)」などとマライアを公にディスったウーピーの悪趣味なジョークにはマライアのファンが大激怒、放送後インターネット上にはウーピーに謝罪を求めるコメントが多数寄せられてしまった。
「ウーピーは何て意地が悪いのかしら?」
「これはちょっと辛辣すぎてジョークとは言えないレベル。」
「マライアの2016年の大晦日のパフォーマンスもバッシングしてたけど、やっぱりウーピーはマライアが嫌いなんだね。」
「ずっと女優としてパフォーマーとしてのウーピーのファンだったけど、今日のマライアの体型に関するコメントはひどい。きちんと説明すべきでは?」
などウーピーの辛口コメントを批判する意見が目立つ。ハリウッドの“ご意見番”として知られるウーピーは、6月にもヌード流出をめぐり女優ベラ・ソーンをバッシング、その手厳しい意見にベラが涙ながらに反論するという出来事が起きたばかりだった。
今後は果たして“ご意見番”から正式な謝罪はあるのか、そしてマライア・キャリー本人はウーピー・ゴールドバーグのこのたびの辛口コメントをどう受け止めたのだろうか。
画像は『The View 2019年5月29日付Instagram「When you remember it’s only two more days until the weekend!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)