「QuizKnock」伊沢拓司&須貝駿貴、世界最弱のオセロAIに“敗北”を目指して挑む!

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2019年08月11日 09:11  リアルサウンド

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動画『最弱オセロAIが弱過ぎて絶対勝っちゃうww本気で負けてみた』より

 クイズバラエティ番組『東大王』(TBS系)で人気を博したクイズプレイヤー・伊沢拓司が8月4日、自身の運営するYouTubeチャンネル「QuizKnock」に、ネットで「負けたくても負けられない」と話題の世界最弱のオセロAIに挑戦する動画を投稿した。


(参考:伊沢拓司率いるQuizKnock軍団が『Qさま』SPに登場! 「インテリ坂道軍団」とのバトルの行方は


 毎年恒例のクイズ大会及びクイズ番組『全国高等学校クイズ選手権』(日本テレビ系)で史上初の個人連覇を達成した経歴を持つ伊沢をはじめとする「クイズマスター」たちが登場し、高難易度のクイズや有名中学の入試問題、Google社の入社試験などに挑んでいくYouTubeチャンネル兼WEBメディア「QuizKnock」。


 今回のフィーチャーされたのは、「世界最弱のオセロAI」。AI関連事業を展開する企業「AVILEN」が、「勝つ」ことではなく、「負ける」ことにこだわり抜いて開発したこのAIは、開発者の吉田拓真氏が「負けられるなら負けてみてくれ!」とツイートしたことでも話題になった。


 これまでの通算戦績は、1728勝・44万8538敗・73引き分け。勝率はなんと0.38%という抜群の勝負弱さを発揮している。そこで伊沢と東大博士過程のQuizKnockライター・須貝駿貴は、この最弱AIに「負けること」を目指して知恵を働かせていくことになった。


 はじめにチャレンジしたのは須貝。打ち立てた戦略は、通常有利とされる盤面の「端」を取らず、できるだけ真ん中に石を置いていくというシンプルなもの。さらに、かつて伊沢とオセロをした際に提唱された「相手の取れる場所を減らして、自分の取れる場所を増やす」という必勝の金言の逆、つまり「相手が取れる選択肢を多くすること」を心掛けて臨んでいくとも宣言した。


 ところが、そこは百戦錬磨の最弱AI。須貝の思惑とは裏腹に巧みな打ち筋によって、端へ端へと追い込まれていく。その見事な展開力に伊沢は思わず「うっわ!うまいし、下手!」「本当に、ここしかないような絶妙に下手なポイントに打ってくるな!」と脱帽した。一方の須貝は「なんでそんな不利になるように置くんだよ……!」と元も子もない嘆き節も。


 終わってみれば、須貝:53(黒) AI:11(白)で、42石の黒石で盤面を席巻した須貝の圧勝。そのカタキを取るべく、続いて伊沢が最弱AIと対局することに。基本的な攻略法は
「中央に石を置く」「相手の選択肢を減らす」という須貝と同じものだった。


 序盤は「これは命の削り合いだ……まさに、闇のゲーム!」と、『遊戯王』の登場人物・ペガサス・J・クロフォードのモノマネを披露する余裕を見せた伊沢だったが、対局終盤に差し掛かって明らかな劣勢になると、「ヤバいっす」「もう無理だよこれ……」徐々に険しい表情に。


 結果は、46石勝ちと須貝を上回る大勝を収めてしまった伊沢。思わず頭を抱えて、「途中までいい塩梅かと思ったんですけどねぇ……」と悔しさを滲ませ、「これはいわゆる試合に『勝って勝負に負けた』ってやつだね」と現状を的確に形容して見せた。


(こじへい)


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