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ギャンブル狂から大根侍、腹黒アイドルまで 浜辺美波、“ぶっ飛びキャラ”を総取り

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2019年08月14日 09:11  リアルサウンド

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リアルサウンド

写真浜辺美波 『ピュア!〜一日アイドル署長の事件簿〜』(写真提供=NHK)
浜辺美波 『ピュア!〜一日アイドル署長の事件簿〜』(写真提供=NHK)

 『ピュア! 〜一日アイドル署長の事件簿〜』(NHK総合)で“腹黒アイドル”という、またも特異なキャラクターに扮している浜辺美波。振り返ってみるとこんな役どころへのキャスティングが続いている彼女だが、たしかにいまや、この手のキャラクターを演じさせて浜辺の右に出る者はいない印象である。本作でもその力を発揮し、ぐんぐん物語を牽引しているのだ。


 浜辺がこれまでに演じてきた“特異なキャラ”、あるいは“ぶっ飛びキャラ”といえば、なにが思い浮かぶだろうか。観る者それぞれにとっての、代表的な浜辺のキャラクターというものがあることだろう。それほどまでに、各キャラクターを確実に自分のモノにし、芸風の一つにまで確立させている印象がある。


【写真】浜辺美波撮り下ろしカット


 その中でも、やはり最も多くの方が挙げるのが、二期にわたってドラマが放送され、劇場版も公開された『賭ケグルイ』の主人公・蛇喰夢子役だろう。浜辺は本作で、少々風変わりな女子高生に扮していた。“少々”というのは夢子の平常時の状態のことで、これが“賭け事”を前にすると、タイトル通りに狂ってしまうというものである。


 正直なところ、第一期の放送を数話観た時点では、厳しいものがあった。エキセントリックに振り切れた人物を演じる俳優の心情など、私たちには想像もつかないが、ただどうにも、“振り切れること”に懸命になるあまり、空回りしている感は否めなかったのだ。これがなんとか成立していたのは、経験豊富な森川葵や高杉真宙らの好演に拠るところが大きように思えた。彼らをはじめとする共演者陣が、みなで浜辺を支えていたのだ。


 だが、一年以上の時を経て放送された第二期では、その“振り切れ具合”が実に安定して見えた。“安定した振り切れ具合”……というと妙な話だが、安心して彼女のエキセントリックな姿を楽しめたのは事実である。この間に、『崖っぷちホテル!』(2018/日本テレビ系)で空気が読めないパティシエをハイテンションで演じ、一途でおバカな女子高生に扮した映画『センセイ君主』(2018)が公開されたのも、彼女の経験としては大きかったはずだ。前者では多くの先輩たちの中で揉まれ、後者は竹内涼真とのダブル主演で、作品を率いる強いパワーを放っていた。これが『映画 賭ケグルイ』(2019)とまでなると、そこにはある種の貫禄すら感じたものである。第二期以降に登場する、池田エライザ、福原遥、宮沢氷魚といった、次世代を担う俳優たちを前に臆することなく、座長としての力量を十分に感じさせられたのだ。初夏に放送された『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)内の『大根侍』にて、大根を生真面目に豪快に振り回していた姿も記憶に新しい。


 しかしもちろん、浜辺の得意とするのはこの手のキャラクターだけではない。自身の代表作の一つである『君の膵臓をたべたい』(2017)で演じた純白のヒロイン(といっても、純粋で平凡な少年を翻弄する様は“ぶっ飛んでいる”とも言えるが……)や、公開中の『アルキメデスの大戦』では、控えめだが芯のあるヒロインに扮し、作品に華を添えている。


 こんな両極端にある人物像を、見事に符合させているのが、『ピュア!』で演じる“腹黒アイドル”役だろう。アイドル然としたルックスで笑顔を振りまきながら、その実、裏の顔は周囲の人間の足をすくってやろうと、虎視眈々、考えを巡らせているような問題ガールだ。しかし、浜辺自身が放ち、作品に与える清廉な快活さは抑えようがない。これは本人が生まれ持った素質というのももちろんあるのだろうが、やはりヒロインポジションで作品を重ねるごとに磨かれた要素は大きいはずである。ここに、お得意の“ぶっ飛びキャラ”が合わさり、その優れたバランス感覚で、私たちを楽しませてくれるのだ。


 まだ10代とあって、無限の可能性を秘めている浜辺美波。“特異なキャラ”という武器を磨きつつ、さらなるポテンシャルの開花に期待である。


(折田侑駿)


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