全日本F3選手権第16戦もてぎ:フェネストラズが今季7勝目でタイトル獲得目前に

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2019年08月17日 20:21  AUTOSPORT web

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全日本F3選手権第16戦もてぎの表彰台
全日本F3選手権第16戦は8月17日、栃木県のツインリンクもてぎで14周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が今季7勝目を記録した。ランキングでトップを争う宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)が2位。3位には、7番手スタートから大きく順位を上げた大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が入った。

 午前中に行われた公式予選は、計時システムに不具合が発生し、セッション開始10分で赤旗が提示。30分の中断をはさむことになった。総合トップタイムは再開後にベストタイムを更新したフェネストラズが獲得。宮田、小高のトムス勢が2、3番手に並んだ。今大会にB-Max Racing with motoparkからスポット参戦する笹原右京(B-Max Racing with motopark F3)は8番手にとどまった。

 決勝レースは日差しも傾き始めた午後4時15分にスタートし、最前列の2台は好スタートを切る。宮田はその後の加速も良く、1コーナーでフェネストラズに並びかけた。勝負はつかないまま、5コーナーでもアウトから勝負を仕掛け、S字でも並びかけるが、オーバーテイクには至らず。0.4秒のギャップでオープニングラップを終えた。

 一方、予選3番手の小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)と4番手のエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が2コーナーの立ち上がりで接触。アーメドはタイヤにダメージを負い、ピットに戻りそのままレースを終え、小高もフロントウィングを破損してしまう。小高はなんとか3番手を死守しながら周回を重ねていたが、6周目の3コーナーで大湯にかわされると、S字からV字コーナーまでの争いで大津弘樹(ThreeBond F319)にも先行されて5位に後退。

 その後7周目にシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)との接触でコースアウトし、リタイアとなった。

 後方のバトルをよそに、トップ争いの2台は1分45秒台のベストラップを刻みながら周回。その中でもフェネストラズは僅かずつ宮田よりも速いタイムを重ね、最終的には2秒の差を築いてトップチェッカーを受けた。これでフェネストラズは今季7勝目。

 宮田との差は33ポイントとなり、明日の第17戦でタイトルを獲得する可能性が出てきた。2位の宮田は予選結果でポールポジションを獲得しており、なんとかタイトル決定を阻止したいところ。3位の大湯は第11戦富士大会以来の表彰台獲得となった。

全日本F3選手権第16戦ツインリンクもてぎ 決勝結果
Pos.No.MCDriverCar NameCarLapsGrid111サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3F314/スピース141236宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス14232大湯都史樹TODA FIGHTEXF319/トダ147412大津弘樹ThreeBond F318F318/スリーボンド東名146550笹原右京B-Max Racing with motopark F3F316/スピース14868片山義章YTB by CarlinF315/スピース1410735河野駿佑RS FINE K&N F318F318/HWA149851アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3F315/スピース1411930MDRAGONTEAM DRAGON F3F314/スピース1412105M久保田克昭Planex・スマカメ F3F315/トヨタ-トムス1413117シャルル・ミレッシYTB by CarlinF317/スピース145R37小高一斗カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス73R65エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3F312/スピース04

ファステストラップ:サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 1’45.574 4/14

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