ピーター・フォンダが79歳で逝去 『イージー・ライダー』公開50周年迎えたばかり

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2019年08月18日 13:41  Techinsight Japan

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16日にこの世を去ったピーター・フォンダ
映画『イージー・ライダー』などで知られる俳優ピーター・フォンダが現地時間16日、肺がんによる呼吸不全のためロサンゼルスの自宅で亡くなった。79歳だった。

俳優ピーター・フォンダは米国を代表する名優ヘンリー・フォンダの息子であり、“セックス・シンボル”ともてはやされた女優ジェーン・フォンダの弟。女優のブリジット・フォンダや、映画やテレビ界でカメラマンとして活躍するジャスティン・フォンダの父でもあった。

1969年に公開されたヒット映画『イージー・ライダー』では、自由の意味を模索しながらオートバイで米国を横断する若者ワイアットを演じ、星条旗をあしらった「ハーレーダビッドソン」にまたがる姿は、当時反体制派のアイコンとして一躍人気を博した。ピーターは1970年、共演したデニス・ホッパー(享年74歳)やシナリオ作家テリー・サザンとともに同映画で第42回アカデミー賞の「オリジナル脚本賞」にノミネートされた。

『イージー・ライダー』で鮮烈なデビューを飾ったピーターは、その後数々の映画に出演するも同作をしのぐヒット作には恵まれず低迷。しかしその後主演した『木洩れ日の中で』(原題:Ulee’s Gold、1997年公開)にて第55回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞、また第70回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされるという快挙を成し遂げた。

そんなピーターは近年肺がんを患い入退院を繰り返していたのだが、現地時間16日に家族が見守るなか79歳でこの世を去った。家族は次のように声明を発表した。

「深い悲しみに包まれ、私達はこの心の痛みを形容するふさわしい言葉が見つかりません。」

「心優しく良識あるピーターの死を悲しむ一方で、私達は皆さんが彼の不屈の精神と彼の愛した人生を祝福してくださることを願っています。」

姉のジェーン・フォンダはのちに個別の声明を発表し、

「心の優しい弟でした。」

「ピーターはフォンダ家きってのおしゃべり好き。私はそんな彼の最期に寄り添い、ともに過ごすことができました。彼は笑いながらこの世を去っていきました。」

とピーターが安らかな最期を迎えたことを明かしている。

ジャック・ニコルソン(82)やデニス・ホッパーと共演した『イージー・ライダー』は今年7月14日に公開から50周年を迎え、再び全米の映画館で上映されるなどスポットライトを浴びていたばかり。来月にはピーター本人もコンサートや上映会を行う計画を立てていたところだった。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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  • 代表作を聞いてもわからないわ。お父さんの方が有名ですよね。
    • イイネ!14
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