酒井若菜、桂正和、今泉力哉らのコメントも 二ノ宮隆太郎×萩原みのり『お嬢ちゃん』予告編公開

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2019年08月20日 15:01  リアルサウンド

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『お嬢ちゃん』(c)ENBUゼミナール

 9月28日より新宿K’s cinemaにて公開される萩原みのり主演映画『お嬢ちゃん』の予告編が公開された。


参考:萩原みのり×二ノ宮隆太郎監督『お嬢ちゃん』公開へ 萩原「役者で生きていく、という決意の作品」


 『枝葉のこと』の二ノ宮隆太郎監督が手がけた本作は、『退屈な日々にさようならを』『カメラを止めるな!』などを輩出したENBUゼミナール主催の「シネマプロジェクト」最新作。21歳のみのりは、海辺の町、鎌倉でお婆ちゃんと二人で暮らしている。観光客が立ち寄る小さな甘味処でアルバイトをしている彼女は、日々の生活の中で出会う男たちに絶対に屈しない。大男にも平気で喧嘩を売り、持論を投げつける。誰にも媚びない、甘えない、みのり。そんな彼女だが、ある日親友の理恵子と未来を想像した時、現実と向き合っていなかった自分に気付いてしまう。


 公開された予告編には、萩原演じるみのりが男たちと言い合いをしたりタバコを吸ったりする姿が切り取られている。また、女優・酒井若菜、漫画家・桂正和、映画監督・今泉力哉のコメントも。酒井は「いつもは臆病な萩原みのりが、自身の『ぜんぶ』を殴りつけるように演じていく姿に、観客としておなじ俳優として、どうしようもなく胸がつまる。観ないことには始まらない。観ないことには終われない」と語り、桂は「切り取られた日常描写、言葉たちのリアルさは、本気で憧れる」と激賞。今泉は、「映画を見るだけで二ノ宮隆太郎の監督作だとわかるその寡黙で木訥な作風にいつも嫉妬する」と称賛の言葉を寄せている。


  酒井、桂、今泉に加え、豊島圭介(映画監督)、金田康平(歌手/THEラブ人間)のコメントも到着。コメント全文は以下のとおり。


<著名人コメント>
■桂正和(漫画家)
切り取られた日常描写、言葉たちのリアルさは、本気で憧れる。


■酒井若菜(女優)
どういうわけか、この映画を観ていると傷ついた。映画を観た帰り道、噴き出すように泣いてしまった自分に戸惑う。「そうか、あれは私自身の過去だ」。きっと全ての大人がそう思う。いつもは臆病な萩原みのりが、自身の「ぜんぶ」を殴りつけるように演じていく姿に、観客としておなじ俳優として、どうしようもなく胸がつまる。観ないことには始まらない。観ないことには終われない。


■今泉力哉(映画監督)
主人公を不機嫌にするという発明。映画を見るだけで二ノ宮隆太郎の監督作だとわかるその寡黙で木訥な作風にいつも嫉妬する。そしてそこに必ずある愛。こういう映画をつくりたい。いつか必ず。そのときは萩原みのりと二ノ宮隆太郎をキャスティングして。


■豊島圭介(映画監督)
実生活クズ(たぶん、かなり)だが映画を撮らせると異様な才能を発揮する二ノ宮隆太郎が、とうとう女主人公の物語を撮った。しかも主演は、愚直なまでに正直で野蛮な女優萩原みのり。ふたりの共闘と対決が画面から溢れ出している。


■金田康平(歌手/THEラブ人間)
エンドクレジットが唐突に流れた時、自分の見ていたものが映画だったことを思い出す。ここは現実の人生であり、どうあがいても俺はみのりに和風ラーメンを注文することは出来ない。それでも俺は、確かにあの夏を、みのりと過ごしたのだ。


(リアルサウンド編集部)


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