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クロちゃん “不人気” のワケ、「嫌われキャラ」定着も露出増の不思議

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2019年08月26日 05:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

写真(左)田中圭(右)安田大サーカス・クロちゃん
(左)田中圭(右)安田大サーカス・クロちゃん

 世の中を騒がせた事件やスキャンダル、はたまたちょっと気になることまで、各分野のエキスパート“セキララアナリスト”たちが分析(アナリティクス)! ニュースの裏側にある『心理』と『真理』を、解き明かしてご覧にいれます。

マイペースだけど「腕がある」
不人気の理由、実は天才肌?

 好感度がどんどん低下し不人気キャラクターとしてある意味、引っ張りだこの芸人といえば、安田大サーカスのクロちゃん。週刊女性の人気企画である『抱かれたい男・抱かれたくない男グランプリ』でも3位に選ばれるなど、“不人気”界の王者を射程にとらえつつある。

 その理由を「平気で嘘をつく性格の悪さや見た目の不気味さでしょう」とキッパリ断言するのは、お笑い評論家のラリー遠田さん。そこに“素”の言動が加わることが、クロちゃんの不人気の理由のようだ。

「基本的には99%素だと思いますが、カメラが回っているところでは狙って面白いことができるうまさもあります」

 裏を返せば、そこがクロちゃんのキャラクターとしての面白さにつながる部分といえる。週刊女性のランキング発表後に行われた単独インタビューでは、これだけの歓声ならぬ悲鳴を集めながらも「抱かれたいはずだもん」と本人はいたってポジティブ。

「いえ、これはポジティブというより、他人の意見に一切、耳を貸さない超マイペース人間なのだと思います」

 TBSの番組『名医のTHE太鼓判!』では、医師に2型糖尿病と診断され番組内でダイエットに励むも、同局の『水曜日のダウンタウン』ではダイエットはおろか不摂生な生活に磨きをかけ、あげく心配する医師たちを小馬鹿にする始末。これでは「魅力を感じろ」というほうが難しい。

「ただ、センスはあると思います。ドッキリ企画などでは、状況を本能的に察知して求められている以上のリアクションを返すうまさはありますからね」

 SNSで炎上を繰り返し、芸能界からも冗談とも本気ともとれぬブーイングが聞こえてくるが、メディア露出が減らないのは「腕があるからこそ」ということなのだろう。

一定のニーズがある“嫌われキャラ”
クロちゃんは出川哲朗に続くか

 “嫌われキャラ”といえば、ひと昔前の出川哲朗が挙げられるが、聞けばクロちゃん、まったく違うタイプらしい。

出川さんは、“一生懸命にやるけどうまくできない”というところが売りのタイプの芸人です。必死さが伝わるのが面白いのです。一方、クロちゃんは、持ち前のセンスによって大して努力せずに絶妙なリアクションができてしまうという天才肌の芸人。

 超マイペースでポジティブなので、何か仕掛けられたらスタッフに身を任せていればいい、面白くなければそれはスタッフのせいだ、と本気で考えています。人間としては大きく欠落しているところもありますが、そこが芸人としては優れているところでもあります」

 天性の実力とマイペースさが合わさったことで、独自の立ち位置につけたということだろう。そして、世間には彼らのような“嫌われキャラ”を求める一定のニーズがあるらしい。

「バラエティー番組で他人の情けないところやカッコ悪いところを見ると、笑えるし勇気づけられるということはあるでしょう。好き勝手に生きているクロちゃんを見ていると、軽蔑するところもあるけれど、どこかうらやましいと思うところもあるはず。その両方の気持ちを味わわせてくれる存在だというところが貴重なのでしょう

 石の上にも3年。出川哲朗が嫌われポジションから人気者の地位を築けたように、クロちゃんも卑怯でマイペースな天才肌を貫けば、いつかは……いや、難しいか。

<今回のセキララアナリスト>

ラリー遠田さん
1979年、愛知県名古屋市生まれ。東京大学文学部卒業。テレビ番組制作会社勤務を経て、作家・ライター、お笑い評論家に。テレビ・お笑いに関する取材、執筆、イベント主催など多岐にわたる活動を行っている。『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)など著書多数。

 

 

<文/雛菊あんじ>

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