『東京2020パラリンピック』まで1年 香取慎吾やマセソン美季がテレビ番組でアピール 「社会を変える力がある」

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2019年08月30日 16:22  Techinsight Japan

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IPCの特別親善大使を務める香取慎吾
『東京2020パラリンピック』が始まる2020年8月25日まで1年を切った。8月27日放送のテレビ朝日系『報道ステーション』ではスポーツコーナーで「パラ五輪で変わる社会…元メダリストの挑戦」と題して21年前の長野パラリンピック・アイススレッジスピードレースで金メダルを3つ獲得したマセソン美季さんにインタビューすれば、28日放送の日本テレビ系『スッキリ』には国際パラリンピック委員会の特別親善大使を務める香取慎吾が生出演するなどアピールも活発になってきた。

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元SMAPで「新しい地図」として活動する稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターを務めており、その功績から昨年7月に国際パラリンピック委員会(IPC)が3人を『東京2020パラリンピック』の特別親善大使に任命した。

このたび『スッキリ』で久々に地上波放送に生出演した香取慎吾はパラリンピック正式種目の説明や見どころなどをたっぷりと話し、MCの加藤浩次から「新しい地図チームとスッキリチームでボッチャ対決やりましょう」と言われて嬉しそうだった。


一方、『報道ステーション』は宮嶋泰子コメンテーターがカナダで家族と暮らすマセソン美季さんを取材した。美季さんがカナダに来た当初、小学校の教員を夢見たが「車いすだから…」と諦めていたところ、カナダ人から「え? 車いすだとなぜ教員ができないの?」と言われ自分の思い込みに気づいたことで、小学校の教員を7年間勤め夢を叶えた。

カナダでは多様性を大切にしており、障害も一つの特徴と捉える。そのため街中で車いすに乗り行き来する人を多く見かけるが、美季さんは日本に帰ると「人の視線とか態度が痛いです」と明かす。「珍しいものを見る目、かわいそうと哀れみの目で見られたり、何でこんなところにいるんだ邪魔者みたいな目で、視線が優しくない」と感じるそうだ。

美季さんによると「日本はマイノリティーが輪の真ん中にいて皆に囲まれて守られている感じだが、カナダは皆で輪を作り障害のある人もないひとも同じ輪に入る。そのイメージが大きく違う」という。

現在は国際パラリンピック委員会教育委員として教育にパラリンピックを取り入れようと奮闘しており、「パラリンピックは単なるスポーツの祭典ではなく社会を変える力がある」との言葉が印象的だった。

そんなマセソン美季さんへの取材VTRを見て、『報ステ』の竹内由恵アナウンサーは「ロンドンではパラリンピックの後、100万人の障害者が新たに雇用されました。リオの後も7年前と比べて49%も雇用が増えており、東京も障害者が少しでも生きやすい社会になってくれれば」と願っていた。

ちなみに香取慎吾がインスタに『スッキリ』生出演について投稿したところ、フォロワーから「めちゃくちゃわかりやすくて、慎吾ちゃんのスッキリ見るまでは、パラリンピックあまり興味がわかなかったけど、絶対見ようと思いました!! こう思わせてくれてありがとう 新しい地図の3人でボッチャ対決楽しみにしてます笑」などの反響が多く、『東京2020パラリンピック』の盛り上がりに期待が高まる。

画像は『香取慎吾 2019年8月28日付Instagram「#スッキリ に生出演させて頂きました!」、2019年8月26日付Instagram「#DuaneKale @craigspence79 @yama_wave #tokyo2020 #パラリンピック」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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