Travis Japanの背中を追う7 MEN 侍 コラボ動画から感じた“ジャニーズJr.界の今後”

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2019年09月01日 09:11  リアルサウンド

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Travis Japan

 ジャニーズJr.チャンネルにて、Travis Japanと7 MEN 侍がコラボ動画を2本配信した。「ジャニーズ先輩なりきり勝負」と「しりとりダンス」。いずれの動画もTravis Japanが、過去の動画で盛り上がった好評企画のリバイバルだ。


(参考:Travis Japanの“誠実な笑い”に注目 動画『蓮とビス』でのメンバー各々の活躍を振り返る


 この夏よりジャニーズJr.チャンネルに参加した7 MEN 侍に、Travis Japanが楽しく遊びながらも、YouTubeの極意をレクチャーするような形にとなった。2組のコラボを通じて、改めて今後ジャニーズJr.界を牽引していくTravis Japanに、そして懸命に食らいついていく7 MEN 侍のポテンシャルの高さに期待を感じずにはいられない。


 Travis Japanから見習うべきは、まずオープニングの挨拶から全力投球であること。円陣を組んで、勢いづけるかのごとく大きな声を出す。そして、一人ひとりが全体の中で求められている役割を果たそうと真剣だ。


 川島如恵留が安定の仕切りを見せるも、そのスムーズな流れをあえて壊していくムードメーカーの宮近海斗。みんなからツッコまれたメンバーにさり気なく寄り添って、男前なフォローをする中村海人に、それぞれが自由にボケているようで自然とシンクロする姿が微笑ましい松倉海斗と松田元太の“松松”コンビも健在だ。さらに、もうひと盛り上がりほしいというときには、愛あるイジりを潔く回収できる吉澤閑也に、ためらうことなく独自の世界観を出していく七五三掛龍也もいる。ちょっとした合間にもメンバーにちょっかいを出していたり、ポーズを決めてボケてみたりと、小さな事件が同時多発的に起きているので、隅々までチェックする楽しさもある。


 そして、とにかくメンバーを盛り上げていく。「ジャニーズ先輩なりきり勝負」も最初は、進行役の川島が一人で「スタート!」と掛け声を出していたのだが、気づけばみんなで「あなたは?」「誰ジャニーズ?」とコール&レスポンス状態に。そんな全員参加のTravis Japanとのコラボを通じて、7 MEN 侍もきっと多くを学んだのではないだろうか。


 「しりとりダンス」では、Travis Japanのボケ王・宮近のファニーな動きにつられて、今野大輝も奇っ怪なダンスを披露するなどノリの良さを見せる。そして、菅田琳寧も負けじとふざけて踊ったかと思いきや、得意のアクロバットをバシッとキメて、視聴者を飽きさせない。


 Travis Japan動画ではおなじみの罰ゲームのノニジュースも、もちろん登場。7 MEN 侍もさっそく、その洗礼を受ける。本高克樹や佐々木大光のように、必死にまずさをこらえるリアクションを見せるのもバラエティのセオリー。だが、顔色ひとつ変えずに一気に飲み干す中村嶺亜の姿も必見だ。ふだん、可愛らしい印象が先行している中村だけに、そのギャップが見られるのはまさにYouTube動画の醍醐味とも言える。


 そして、いよいよYouTubeで逸材っぷりが見つかってしまうのでは、とワクワクさせてくれるのが矢花黎だ。Travis Japanからのとっさの振りにも、怖いもの知らずなボケを披露していく。結果的にはスベってしまったとしても、次のボケにつながるというラッキーパスになる。それも、彼の愛嬌があってのこと。今後がますます楽しみだ。


 Travis Japanにとって、仲間でもありライバルでもあったSixTONESとSnow Manが、2020年に同時CDデビューを決め、SixTONESに至ってはジャニーズJr.チャンネルを卒業したという知らせは、決して心中穏やかなものではなかったかもしれない。だが、動画内でいきなりそれを知らされてもなお「僕らも武者修行中」といえる謙虚なTravis Japan。そして7 MEN 侍と一緒に動画を盛り上げていく真摯な7人にも、きっとこの先に明るいいい知らせが待っていると信じたい。そして、そんなTravis Japanの背中を追う7 MEN 侍の成長からも、ますます目が離せない。


(佐藤結衣)


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