宮沢氷魚が記憶喪失に? 『偽装不倫』嘘のない恋は実るのか

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2019年09月05日 09:11  リアルサウンド

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『偽装不倫』(c)日本テレビ

 手術を終え、日本に帰国した丈(宮沢氷魚)と再会した鐘子(杏)。しかし、丈は手術の後遺症で鐘子のことを忘れてしまっていた。新たな出会いもあり、『偽装不倫』(日本テレビ系)第9話は鐘子の身辺が大きく揺れ動いた。


 丈に振られたあと、鐘子は仕事で出会った老舗ワイナリー会社の御曹司である藤堂元(桐山漣)と良い雰囲気になる。だが鐘子は心の中では丈を断ち切れずにいた。ちょうどその頃、鐘子は灯里(MEGUMI)から、丈が鐘子と不倫をした真相を明かされる。そして丈が鐘子との関係を遊びと思っていなかったことが発覚した。


【写真】丈を演じる宮沢氷魚


 いよいよ丈が日本に帰国し、鐘子は灯里からHolaHolaに招かれる。やっと丈と再会できた鐘子であったが、丈は鐘子のことを忘れてしまったと突き放した。鐘子は丈の記憶喪失を信じて落ち込んでいる。しかし灯里は、丈が嘘をついているのではないかと探るのだった。


 一方で葉子(仲間由紀恵)は、偶然美容室で風太(瀬戸利樹)と再会する。2人で喫茶店にいき、ゆっくり話していく中で、風太は改めて葉子のことを好きだとはっきり伝える。そして、自分の気持ちに素直になれず足掻きもがいている葉子を受け止めると話すのであった。葉子はそこで賢治(谷原章介)との離婚を決意し、後日、賢治に離婚届を渡すのだった。賢治は受け入れなかったが、葉子は説得を試みる。


 一度は壊れた2つの恋が、また再燃しはじめる。嘘によって繋ぎとめられていた恋は、改めて嘘のない恋になろうと必死に歩みを進めた。今まで自分の気持ちに素直になって愛を貫き通すことに躊躇していた葉子は、窓の外の信号が赤から青になる時、ついに自分の気持ちにかけたブレーキを解除する。賢治の思い描く「僕たちは完璧な夫婦」という虚像から脱し、真実の自分になるために動き出した。


 さらに鐘子は、ハイスペック男子である藤堂からのアプローチがあったにも関わらず丈を忘れられず、なかなか笑顔になれないでいた。藤堂は鐘子との恋が実らなくとも、鐘子を元気付けようと努力した。そして最後は、丈の元に向かう鐘子を快く送り出す。彼の後押しで、鐘子は再度丈に会う決心がついたのだろう。しかし現実は、記憶喪失だと話す丈に「あなた、誰ですか?」と突き放され、うまく行かずにまた落ち込んでしまう。そこで葉子は鐘子に、これを機に一から丈との関係を築き、今度こそ嘘のない恋をするべきだとアドバイスする。もともと鐘子がついた嘘に対しては「それがなければ彼との恋ははじまらなかったんじゃない?」と前向きな言葉をかけ、「彼がどうかじゃないんだよ、鐘子がどうしたいかでしょ」と鐘子の背中を押した。鐘子が勇気を出さないと動き出さない関係だからこそ、鐘子をしっかりと勇気付け発破をかけるのであった。こうして姉妹は、あべこべの嘘を乗り越え、2人でまた幸せになろうと誓い合う。


 いよいよ次週で最終回となる『偽装不倫』。丈が記憶喪失のふりをしているかもしれないことや、賢治がまだ葉子との離婚に同意していないことなど、鐘子と葉子の前には様々な壁が立ちはだかる。しかし、今度こそ嘘のないピュアな気持ちでそれぞれの“愛する気持ち”と向き合うことで、状況は変化していくかもしれない。2人が追求する真実の愛がどんな答えを見せるのか、注目したい。


(Nana Numoto)


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