後半60分は3Dのワンシークエンスショット ビー・ガン『ロングデイズ・ジャーニー 』2月公開

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2019年09月06日 06:11  リアルサウンド

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『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯て』(c)2018 Dangmai Films Co., LTD, Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD - Wild Bunch / ReallyLikeFilms

 『凱里ブルース』のビー・ガン監督第2作『Long Day’s Journey Into Night(原題)』が、『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』の邦題で、2020年2月28日より全国順次公開されることが決定した。


参考:映像はこちら


 本作は、第71回カンヌ国際映画祭ある視点部門で初上映された後、トロント国際映画祭、サンセバスチャン国際映画祭、ニューヨーク映画祭など、世界の名だたる映画祭で絶賛され、中華圏映画のアカデミー賞とされる金馬奨で、撮影、音楽、音響の3部門を受賞。中国本土での興行では、ジャ・ジャンクー監督の『帰れない二人』の10億円を遥かに凌ぐ41億円の大ヒットを記録。さらに、アメリカでも現在まで20週を超えて続映されており、今年公開の中国映画としては異例のロングランヒットとなっている。


 ルオ・ホンウは、父の死を機に、何年もの間距離を置いてきた故郷・凱里へ帰還する。そこでは幼なじみの死を思い起こすと同時に、彼の心をずっと捉えて離れることのなかった、ある女のイメージが付き纏った。彼女は自分の名前を、香港の有名女優と同じワン・チーウェンだと言った。ルオはその女の面影を追って、現実と記憶と夢が交錯するミステリアスな旅に出る。


 自分の過去を辿る男を演じるのは、『長恨歌』のファン・ジエ、主人公を翻弄する運命の女を演じるのは『ラスト、コーション/色・戒』のタン・ウェイ。また、キーパーソンとなる2人の女性をシルヴィア・チャンが演じている。


 映画の後半には、3Dのワンシークエンスショットが仕掛けられている。物語の中盤で劇中の主人公が映画館に入り、現実と記憶と夢が交錯する世界に入ると同時に、観客も3Dメガネを装着しそれを追体験できる。


 なお本作の公開にあわせ、これまで未公開だったビー・ガン監督の長編デビュー作『凱里ブルース』も、2020年4月に公開されることが決定。新旧2作品の公開を記念して、“Begun, Bi Gan”と題したキャンペーン動画も公開された。(リアルサウンド編集部)


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