F1第14戦イタリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

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2019年09月09日 20:11  AUTOSPORT web

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2019年F1第14戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は後方から追い上げ8位入賞
2019年F1第14戦イタリアGP決勝で10位〜6位に入ったドライバーたちが日曜日を振り返った。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=10位

 まずまずのレースだった。スタートした位置を考えれば、1ポイント獲得は申し分のない結果だけど、やはりもう少し上へ行けたという気持ちはある。ちょっと不運なところもあったからね。(セルジオ・)ペレスに対するアンダーカットを狙ってピットに入ったら、そのすぐ後にバーチャル・セーフティカーになり、彼は運良くポジションをキープして、そのまま7位でフィニッシュしたんだ。

 僕が7位に入れたはずだと言いたいわけではない。実際、ペレスの方がペースは良かったと思う。でも、あのVSCがなければ、もう少し上のポジションでフィニッシュできたかもしれない。結果として、僕のペースはそれほど良くはなかったものの、何とか頑張り抜いてレースを完走し、1ポイントを持ち帰れて良かった。先週末のベルギーではノーポイントだったからね。

■アルファロメオ・レーシング
アントニオ・ジョビナッツィ 決勝=9位

 今日はイタリアにとってポジティブな日だった。この2ポイントを、ここに集まったティフォシのみんなに捧げたい。自分の成績にも満足しているし、フェラーリが母国で勝つという特別なことをやってのけたのを見られて、本当にうれしい。唯一のイタリア人ドライバーとして、母国グランプリでポイントを獲得できて、天にも昇るような気分だ。

 ソフトでスタートしてミディアムに交換するというのが、結果的にもベストな戦略だったが、(ランド・)ノリスのマクラーレンを抑えるために全力で戦わなければならなかった。その意味では難しいレースだったけど、みんなの努力が報われてよかった。スパでは最後にクラッシュしてしまっただけにね。今回のようにハードワークを続けて、戦って行きたい。チームのみんな、そして僕のファンの人たちのためにも、こういう結果を残せて良かった。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=8位

 スタート直後、ターン1へのブレーキング時にセルジオのリヤタイヤに当たり、フロントウイングにダメージを負った。ウイング交換のためにピットインしたが、レースを続けることはできた。単独走行だったから、とてもいいペースで走れたよ。
 何台もオーバーテイクしたけれど、(27周目に)ピットストップした直後にバーチャル・セーフティカーが導入されたのはついてなかった。そのために、追い抜いた3台か4台が僕の前に戻ることができたんだ。もう一度彼らをオーバーテイクしたものの、それがタイヤに負担をかけて、終盤、ペレスの後ろで足止めされることになった。彼はストレートでとても速かったので、結局オーバーテイクすることができなかった。

 パワーユニットはペースの向上をもたらしてくれているけれど、さらに向上を図るため、努力し続けていく。

(スタート直後の)ターン1での出来事を考えれば、そこから8位でフィニッシュしたというのは悪い結果ではない。グリッド後方からスタートすると、アクシデントが起こる可能性が高いから仕方ないよ。

 この2戦で苦労するだろうことは最初から分かっていた。次は通常どおりのレースウイークエンドを過ごして、上位とのギャップをさらに縮めていきたい。

(自身の公式サイトに対して語り)スタート直後、前の集団に引っ掛かってしまい、左に寄ったら、ペレスのリヤタイヤに接触した。レースペースはとてもよかったが、最大の結果を出すことはできなかった。後方からスタートし、ストレートで速いマシンに引っ掛かってしまうと、なかなか難しい。
 次は上位からスタートしたいね。そうしたら集団のなかで苦労することはないだろう。

(Crash.netに語り)スクリーンで見て、上位勢のラップタイムは知っていた。それほど差がなかったよ。渋滞に引っ掛かっていない時のタイムは、あまり変わらなかった。(1周目の接触がなければ)上位勢と戦えたと思う。あまり相性のよくないコースでそれを確認できたのは心強い。

 今回はレースを通して、すべてがついてなかった。でもなんとか最後まで走り切って、ポイントを稼ぐことを目指し、それを達成した。次からはパフォーマンスに集中していけるだろう。

■スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=7位

 今回もまたいい結果を得て、重要なポイントを稼ぐことができた。決勝まではやや厳しい週末になり、特に予選がうまく行かなかったことを考えると、最高のリカバリーができたと思う。チームがいい戦略を考えてくれたし、バーチャル・セーフティカーのタイミングにも恵まれて、最終的にはすべてがうまく行った。
 終盤の15周から20周くらいは、(マックス・)フェルスタッペンが迫ってきてプレッシャーをかけられ、タフなレースになった。とにかく全力でプッシュするしかなかったよ。

 このところ、クルマはずいぶん良くなっていて、シンガポールでまたいくつか新しいパーツが投入されるので、さらに進化が期待できそうだ。これからシーズンの終わりまで、以前のようにいつもポイントを争う位置に戻れればと思っている。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 決勝=6位

 このサーキットと僕らの相性はそれほどよくないし、その上、予選ではとてもついてなかった。レースも予定どおりにいかなかったが、僕自身にとってはポジティブな要素がいくつかあった。
 スタートはあまりいい出来ではなく、ポジションを取り戻すために戦わなければならなかった。でもストレートでのペースが足りないためにオーバーテイクが難しく、コーナーで戦うしかなかった。サイド・バイ・サイドのバトルになり、グリップを失いワイドになってしまう場面もあって、スムーズにいかなかった。何度かコースオフして、5秒のタイムペナルティを受けた。

 でも僕自身についていえば、このマシンでのレースペースがだんだんよくなってきている。スパと比べて大きく進歩したと感じるから、個人的にはハッピーだ。

 シンガポールはコーナーが多く、ダウンフォースをつけて走るコースだから、もっとうまくいくんじゃないかな。これからさらに進歩していくはずだし、感触もよくなってきている。

(formula1.comのインタビューでサインツとのバトルについて語り)少しリスキーだったことは分かっている。でも僕らはストレートであまり強くないという問題を抱えており、そのためコーナー進入でブレーキングを遅らせて仕掛けなければならなかった。レースを通してそういう感じだった。(サインツへのアクションは)少し楽観的すぎたかもしれない。ただ、もっとスペースがあれば、コース上にとどまっていられたのは間違いないけどね。

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