デザイナーのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が体調不良により、パリのファッションウィークで行われる「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™、以下、オフ-ホワイト)」2020年春夏コレクションのショーを欠席する。ショーはスケジュール通り9月26日に行われる予定。
現在アブローは、ウィメンズとメンズを展開する自身のブランド「オフ-ホワイト」と、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズ部門のアーティスティックデザイナーを兼務。2ブランド合わせて年にメインコレクションだけで6つのコレクションを発表しているほか、プレシーズンのコレクション、「ナイキ(NIKE)」や「イケア(IKEA)」とのコラボレーションなど、数多くのプロジェクトを同時進行で進めている。
米ヴォーグ誌のインタビューによると、アブローは体調不良を訴え医者に相談したところ、過密スケジュールと度重なるフライトにより疲労が蓄積しドクターストップがかかったという。今後3ヶ月間は自宅で療養しつつ仕事にあたり、パリでのオフ-ホワイトのショーおよび、11月にアトランタのハイミュージアムで開催される自身初の個展「Figures of Speech」のオープニング、その他予定されている公の場への出席をキャンセルする。なお、オフ-ホワイトおよびルイ・ヴィトンのショーは現地にデザイナーが不在でもスケジュール通り発表される予定という。
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