MotoGP第13戦サンマリノGP Moto3クラスの決勝がミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が初優勝を飾った。
Moto3クラスで初のポールポジションを獲得した鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は、好スタートを切る。しかしトニー・アルボリーノ(VNE Snipers)がストレートで並びかけると鈴木をオーバーテイクし、オープニングラップをアルボリーノ、鈴木、アラン・カネト(Sterilgarda Max Racing Team)、ジャウマ・マシア(Bester Capital Dubai)、アルベルト・アレナス(Sama Qatar Angel Nieto Team)の順で終える。
オープニングラップでは鳥羽海渡(Honda Team Asia)、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)などが転倒。ここでレースを終えている。また、序盤にはアントネッリとセレスティーノ・ビエッティ(SKY Racing Team VR46)が接触、転倒。転倒したバイクに投げ出されたアントネッリがヒットする危険なクラッシュとなった。さらに4周目にはカネトがスローダウンを喫し、その後、ピットに戻った。
レース折り返しの13周目を終えるころには、鈴木が依然としてトップをキープする一方、2番手集団にチャンピオンシップのランキングリーダー、ロレンツォ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が浮上。アルボリーノ、ダラ・ポルタ、マシアが形成するこの集団に、さらに小椋藍(Honda Team Asia)も加わっていく。
レースが最終ラップを迎えたとき、トップは鈴木だった。2番手にはアルボリーノ、そして3番手にアンドレア・ミーニョ(Bester Capital Dubai)が続く。最終セクターでは鈴木、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)、アルボリーノといったトップ集団。この順で最終コーナーを立ち上がった。