1位は「CAN YOU CELEBRATE?」(97年)。200万枚を超える大ヒットとなり、今や結婚式の定番となっている楽曲だ。「結婚式で友達がピアノを弾いてくれた曲」(40代女性/神奈川県)、「後輩の結婚式で演奏した曲」(40代男性/神奈川県)など、安室と同年代はもちろんのこと、「友達の結婚式で聴いて感動した」(20代女性/群馬県)、「結婚式の入場のときに使った曲」(20代女性/愛知県)、「友達の結婚式の披露宴で歌った曲」(50代女性/千葉県)と、同曲が世代を超えて自身や友人の思い出と共に大事な1曲になっている様子がコメントから伝わってくる。
■呼び覚まされる、リオオリンピック・パラリンピックの感動
2位は「Hero」(16年)。NHKのリオデジャネイロでのオリンピック・パラリンピック放送テーマソングとなったこともあり、「リオオリンピックの陸上男子リレー銀メダルが思い出される。オリンピックといえば、この曲と言える」(30代男性/青森県)、「オリンピックの名場面とともに感情が高ぶる」(30代女性/埼玉県)、「オリンピックの応援歌としていつまでも耳に残っている」(50代女性/和歌山県)と、オリンピックの思い出と共に、同曲を想起する人が多いようだ。また、「引退前の紅白歌合戦での歌唱は永久保存版」(30代女性/東京)と、引退前のNHK『紅白歌合戦』出演時のインパクトを、選曲理由に挙げた人も多かった。 因みに全体の1位は「CAN YOU CELEBRATE?」であったが、10代・20代に絞ると「Hero」の票が最も多く、「最後の体育祭でこの曲に合わせて高3全員で集団演技をやって思い出に残っている」(10代女性/東京都)など、10代は体育祭での思い出と共に同曲を想起するというコメントが散見された。
5位は「Chase the Chance」(95年)。ソロ名義になって、キャリア初のシングルランキング1位を獲得した楽曲である。「安室奈美恵を知るきっかけになった印象に残る曲」(30代男性/千葉県)、「チャンスを追いかける内容が、大学受験浪人中だった自分のいい刺激になった」(40代男性/愛媛県)、「パワーがみなぎる曲」(40代女性/東京都)と、スピード感があって、挑戦をすることの大切さを歌う前向きな歌詞に共感するコメントが多く見受けられた。