佐藤健、松岡茉優らのコメントも 白石和彌監督最新作『ひとよ』メイキング収めた特別映像公開

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2019年09月17日 12:01  リアルサウンド

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『ひとよ』(c)2019「ひとよ」製作委員会

 11月8日公開の映画『ひとよ』より、特別映像が公開された。


参考:映像はこちら


 本作は、『凶悪』『孤狼の血』『凪待ち』の白石和彌監督が手がけた人間ドラマ。どしゃ降りの雨降る夜、ある家族に起きたひとつの事件が、母親とその子どもたち三兄妹の運命を激変させる。心の傷を抱えたまま別々の人生を歩んだ家族は、15年後に再会。葛藤と戸惑いの中で、一度崩壊した家族の絆を取り戻そうともがき続ける。


 15年前の事件に縛られ家族と距離を置き、東京でフリーライターとして働く次男・雄二を佐藤健が演じる。町の電気屋に勤務し、三兄妹で唯一自身の家庭を持つが夫婦関係に思い悩む長男・大樹役を鈴木亮平、事件によって美容師になる夢を諦め、スナックで働きながら生計を立てる末っ子の妹・園子役を松岡茉優、そして、15年ぶりに三兄妹のもとへと帰ってくる母親・こはる役を田中裕子が演じる。そのほか、音尾琢真、筒井真理子、MEGUMI、佐々木蔵之らが出演する。


 本作で、稲村家の3兄妹を演じた佐藤、鈴木、松岡は、いずれも白石組初参加。公開された特別映像では、もともと白石監督作品のファンだと語る主演の佐藤が、「芝居としてやりがいがありそうだな、すごくいい台本だなと思いました」と本作出演に対する気持ちを明かしている。


 吃音が原因でコミュニケーションに苦手意識を持つという難役・大樹を演じた鈴木は、「ああこれが白石組かと思って楽しんでました」と撮影を振り返り、カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲った『万引き家族』での熱演も記憶に新しい松岡は、「私たちがちゃんと(映画の中で)生きていないと面白くないから、試されるなと思いました」とコメント。共に俳優として白石組で演技することへの喜びや強い意志を持って挑んでいたことを語っている。


 また映像では、緊迫する本編シーンと対極的に、スタッフ陣と笑顔でモニターを見つめたり、クランクアップ時に花束を受け取って白石監督と熱い抱擁を交わす佐藤の姿など、微笑ましいメイキングも収録されている。


 本作でメガホンを取った白石監督は、「過去を振り返っているんだけど、(描いているのは)未来を見つめていくことでもある」と語っており、稲村家の面々が、15年前の事件の“一夜(ひとよ)”に囚われたままではなく、前に進むという希望も描かれていることを示唆している。映像は、佐藤の「白石監督曰く、最高傑作になるだろう」というコメントで締めくくられる。(リアルサウンド編集部)


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