大学病院が提案する「新しい不妊治療」

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2019年09月24日 08:01  妊活・卵活ニュース

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顕微授精は「数の不足」を補う治療
読売新聞社が運営する読売新聞の医療・健康・介護サイト「yomiDr.(ヨミドクター)」が、2019年9月23日に「精子に隠された『不都合な真実』」第2回を公開した。

「精子に隠された『不都合な真実』」は2019年9月16日に連載をスタート。東京歯科大学市川総合病院・精子研究チームの医師5人(兼子智先生・黒田優佳子先生・萩生田純先生・中川健先生・高松潔先生)が共同執筆で担当している。

第2回のテーマは「『精子一匹いれば妊娠できる』?顕微授精で見落とされている質の問題」。

不妊治療施設ではよく「精液の状態が悪い」という理由で顕微授精をすすめているが、実際には顕微授精は精子の数の不足を補うための技術であり、精子の質の問題には対応できないという。

従来よりもくわしく異常を調べることができる「精子検査法」を開発した東京歯科大学市川総合病院・精子研究チームでは、採卵ありきの不妊治療ではなく精子の質をくわしく調べたうえで治療法を検討する治療モデルを提案している。

この治療モデルでは最初に精子の選別や詳細な検査結果で不妊治療が可能かどうかを判断。そのうえで女性側の状況を突き合わせ情報提供を行うが、精子の状態が極めて悪い場合は治療断念を提案することもあるという。

会員登録でより便利に
読売新聞社が運営する「yomiDr.(ヨミドクター)」では読売新聞の医療記事、全国の治療施設の検索、医師による医療相談、健康レシピなどを配信中。

全国約5000の治療施設に関する情報をまとめた「病院の実力」では、2019年9月に「婦人科内視鏡」に関する情報をを更新している。有料会員登録をすれば、すべての情報を閲覧可能だ。

(画像はyomiDr.より)

yomiDr.(ヨミドクター)

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