現地時間24日に発売された回顧録『Over the Top』のなかで、自身のHIV感染を公表したジョナサン・ヴァン・ネス(32)。同日に『TODAY』のインタビューに応じ、HIV感染を告げられた瞬間や公表に至った心境などを赤裸々に明かした。
【この記事の動画を見る】
Netflixの人気リアリティ番組『クィア・アイ』でおなじみのジョナサン・ヴァン・ネスが、現地時間24日に出版した回顧録『Over the Top』で7年前にHIVに感染したことを明かした。
著書の発売日に合わせ『TODAY』のインタビューに応じたジョナサンは、HIV感染を公表した心境について
「『僕が公表することにしたのは、きちんとした理由があってこそのことだった』と、今は冷静で穏やかな気持ちです。」
「本に書いた内容を僕が直接話すことが、すごく大切だと思うんです。」
と述べた。
ミズーリ州セントルイスで美容師をしていたジョナサンが、HIVに感染しているという事実を知ったのは7年前のこと。その後の人生を大きく変えることになる重大な知らせを耳にした日のことを、ジョナサンは次のように回想した。
「体調が優れない日が続いていたある日、気づいたら(客の施術中に)あおむけになって倒れていたんです…その日は家に帰って休みました。翌日訪れた「Planned Parenthood」(性病の検査や人工妊娠中絶手術などのサービスを提供する米国の非営利の医療施設)で、自分がHIVに感染していることを聞かされたのです。」
「恐れていたことを耳にした瞬間でした。僕は幼い頃からずっとHIVを恐れていましたから。」
ジョナサンによれば、日頃の定期的な通院と薬の服用のおかげで現在、HIVウイルスは検出限界値以下になっているとのこと。長時間の仕事もこなせるだけの体力があり、また大好きなフィギュアスケートにも挑戦するなど体調は良好とのことだ。このたびのHIV感染の公表には、『クィア・アイ』の共演者達がサポートを表明、またフィギュアスケーターのアダム・リッポンは、
「君はヒーロー」
「たくさんの愛を送るよ」
そしてミシェル・クワンは、
「ありのままの自分を晒け出してくれてありがとう。もろい部分を見せることは“強さ”なのだと、あなたは世界に示してくれたわ。愛しています。」
とメッセージを送っている。
回顧録『Over the Top』には他にも、過去に受けた性的虐待や同性愛者をカミングアウトしたこと、また薬物依存、母親との絆などについても書かれているという。
画像は『Jonathan Van Ness 2019年9月24日付Instagram「Sharing my truth smile」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)