ルードとゆいと、2つの月LINEの真相に鳥肌 例外尽くし&“オオカミちゃん”が涙した最終話

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2019年09月30日 10:31  リアルサウンド

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『オオカミちゃんには騙されない』(c)AbemaTV

 AbemaTVが放送するオリジナル恋愛リアリティーショー『オオカミ』シリーズの最新作である『オオカミちゃんには騙されない』の第12回目が、9月29日に公開された。男女10人が本気で恋をする様子を追った本作。モデルやインフルエンサーなど話題の人物が恋愛をするリアルな模様が、いま話題となっている。


(関連:ひろむとゆうかがついに両想いに!? 月LINE咲き乱れた『オオカミちゃん』第11話


 最終話では、それぞれの恋の結末が映し出された。いと(宮瀬いと)も参加した、ひろむ(黒田昊夢)とゆうか(鈴木ゆうか)の太陽LINEデート。そこにルード(Rude-α)が現れる。ルードの月LINEの相手をずっと気にしていたひろむは、思い切って聞くことに。しかし、相手の気持ちを尊重したいから、今はそのことを話せないと謝るルード。気まずい空気が流れる中、突然ミチが顔を出す。「ルードくんが月LINEを使ってくれたのは、実は……私」と告げ、その真相を伝えに来たというミチ。かずま(ミッチェル和馬)がアメリカ留学のため、最終告白を待たずに旅立ったことと、それを知っていたのがルードだけだったことを打ち明けた。かずまの事情とミチを月LINEで呼び出した理由が明らかになり、ルードが口にしていた「相手の気持ち」という言葉には、ミチだけでなく何も言わずに去ったかずまのことも含まれていたことが発覚する。


 ミチは「さよなら」も言えずにかずまと離れ離れになってしまった。突然の別れにポロポロと涙をこぼしながら、かずまを想うミチの姿は、見ているこちらまで胸が痛くなるほど。しかし最終告白の日、そんなミチのもとにかずまから「アメリカに来て欲しい」という月LINEが届く。アメリカに向かったミチは、かずまからの告白にどう答えるのか。“オオカミちゃん”かどうかの答えが明かされる様子は、Abemaビデオで配信されている。


 そして、運命の最終告白。トップバッターは、ゆうか。告白するのは、ひろむだ。最初の赤いブレスレットから最後の告白までずっと一途にゆうかを想い続け、猛アプローチを重ねてきたひろむだが、結果は“オオカミちゃん”だった。静かに俯き、ゆうかから手渡された手紙を読むひろむ。そして、ゆうかもまた自責の念でぐしゃぐしゃになるほど泣いていた。そんな彼女のこれまでの言動を改めて振り返ると、ひろむの真っ直ぐな想いを受け止められないためか、何度か遠ざけようと努力していたようにも見える。ゆうか自身、ひろむの純粋な気持ちを踏みにじりたくないと、罪悪感が芽生えていたのだろう。


 だが、ひろむはこの『オオカミちゃんには騙されない』を通して、圧倒的に成長した。それを最も感じたのは、結果を踏まえてもなお、最後のインタビューで「番組が終わってから付き合ってもいいですか?」と無邪気に笑いながら聞く姿だ。当初は、絶対に騙されたくないと、誰よりも“オオカミちゃん”を警戒していたひろむが、ゆうかが“オオカミちゃん”だとわかった今も、冷静に状況を受け入れただけでなく、変わらず好きでいる。ひろむのゆうかへの気持ちは、全く嘘のない本気の恋だったのだと強く感じるシーンでもあった。


 続いては、いと。ルードの気持ちは最後まで明かされていなかったが、いとの元へ真っ直ぐと向かって行った。二人の恋は、無事にカップル成立。「全部可愛い」と叫びながら、いとを抱きしめるルード。いとも嬉しそうな笑顔で抱きしめ返す。二人は、照れながらも手を繋いで砂浜を歩き出した。


 一方、ほのばび(浪花ほのか)は“オオカミちゃんではなかったものの、前の恋からまだ進めずにいると、かや(KAYA)の告白を断った。目に涙を浮かべながら、かやの気持ちに応えられないことを苦しむほのばび。そんな姿を見て、かやは「笑顔のばびちゃんに戻ってよ」と優しく声をかけながら、ほのばびを励ました。


 そして、注目されていたあいり(杉本愛里)とゆいと(竹内唯人)の恋。あいりは、視聴者投票で最も“オオカミちゃん”だと疑われてしまい、途中で脱落している。しかし、その後もずっとあいりを想い続けていたゆいと。最終告白でもあいりを選び、彼女からの赤い手紙を手に取った。そこには、あいりが“オオカミちゃん”ではなかったという真相が記されており、思わず口元がゆるむゆいと。カフェ完成後のあの日、ゆいとが送った月LINEの相手は、あいりだった。「俺は、あいりを信じています」と、たった一言送っていたのだ。番組のルール上、決して結ばれることのない二人だが、ゆいとは最後まであいりを想い、「信じている」というメッセージにその気持ちを込める。あいりもまた、それを受け止め、噛み締めていた。切なさが募る二人の恋もまた、一夏の思い出を彩る。


 波乱続きだった後半と同様、最終回も驚きの連続であった。そして改めて、人が誰かを愛し、同じように愛されることの難しさを痛感する。たとえ愛し合っていても、あいりとゆいとや、ミチとかずまのように、運命にいたずらされてしまうこともあるのだ。『オオカミ』シリーズでは、そんな不安定で不確かな恋のゆらぎに翻弄されながらも、真実の愛を信じる男女の模様が映し出されていた。実に、フレッシュでキュンとする恋愛リアリティーショーだ。(文=Nana Numoto)


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