アンソニー・ウォン主演『淪落の人』公開決定 半身不随の男とフィリピン人出稼ぎ家政婦の交流描く

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2019年09月30日 11:02  リアルサウンド

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『淪落の人』NO CEILING FILM PRODUCTION LIMITED (c)2018

 『八仙飯店之人肉饅頭』『エグザイル/絆』のアンソニー・ウォン主演映画『Still Human(英題)』が、『淪落の人』の邦題で2020年2月1日に公開されることが決定した。


参考:香港映画のエロ・グロ・バイオレンス“三級片”の怪優、アンソニー・ウォンが描く狂気


 本作は、第14回大阪アジアン映画際で観客賞を受賞した香港映画。突然の事故で半身不随となってしまった男、リョン・チョンウィン(アンソニー・ウォン)。妻とは離婚、息子とも離れて暮らし、人生に何の希望も抱けないまま、ただただ日々を過ごしていた。妹ジンイン(セシリア・イップ)との関係もうまくいかず、慰みは唯一の友達である元同僚のファイ(サム・リー)との会話と、海外の大学に通う一人息子の成長だけ。そこに若いフィリピン人女性エヴリン(クリセル・コンサンジ)が住み込み家政婦としてやってくる。広東語が話せない彼女に最初はイライラを募らせたチョンウィンだったが、片言の英語で会話をしながらお互いに情が芽生えていく。やがて、エヴリンが生活のためにやむを得ず写真家への道を 諦めたものの、今でも心の中で夢を追い求めていることを知ったチョンウィンは、彼女の夢を叶える手助けをしようと思い始めるが……。


 主演を務めたアンソニー・ウォンは、本作の脚本にほれ込み、ノーギャラで出演。半身不随という難役を見事にこなし、香港電影金像奨をはじめとする数々の賞を受賞した。新人のクリセル・コンサンジが、フィリピン人家政婦役を務めた。監督は、本作が長編映画初監督となるオリヴァー・チャン。製作には、『メイド・イン・ホンコン』『三人の夫』のフルーツ・チャンが名を連ねている。(リアルサウンド編集部)


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