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AKB48の終焉で秋元康「新章」突入か ドラマ、五輪で目論む巨大ビジネス

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2019年10月09日 11:30  AERA dot.

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写真次は何を仕掛ける?秋元康 (c)朝日新聞社
次は何を仕掛ける?秋元康 (c)朝日新聞社
 国民的アイドルとして大ブームを巻き起こしたAKB48や、その後の乃木坂46を始めとした「坂道系」の人気も一時に比べ、だいぶん落ち着いてきた感がある。いよいよ大所帯アイドル時代の終焉か……という雰囲気も業界内では出てきているなか、改めて秋元康(61)が脚光を浴びているというのだ。

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 謎解き、犯人捜しで大いに盛り上がったドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)。実はこれ、秋元の企画・原案である。

「4月から2クール連続で放送された『あな番』は、前半クールの段階では平均視聴率7%台と、それほど目立った作品ではなかった。ただ、その前に同枠で放送された『3年A組』や『今日から俺は!』はHuluなどで全話配信されたこともあり、“後追い”できることに視聴者がなれていた。配信で見た層が後半戦でしっかり追いついてきたので、後半クールで視聴率がぐっと伸び、最終回ではまさかの19%台となったのです」(放送作家)

 結果的には大成功だった「あな番」だが、大抵の視聴者は西野七瀬が演じる黒島ちゃんが真犯人だと予想できていたし、多くの伏線が回収しきれないまま残ってしまった。さらに最終回もすっきりとしない結末と、作品そのものや同じ枠の次クールのドラマにも懐疑的な声が寄せられてしまっている。

「同作は、これまでのような視聴者に毎週ドラマを見せるスタイルではなく、配信による“イッキ見”に対応した作品になっているんです。『毎週、死にます』というキャッチコピー通り、ドラマ全体で大きな謎(真犯人はだれなのか)を設定しながら、毎回小さな謎(30人いるキャストの誰かが殺される)を解決していくストーリーです。さらに次シーズンに繋がるような仕掛けもしっかり入れています。これは、放送が開始されたら全話を通しで見られる昨今の海外ドラマと同じ手法。実際、『あな番』も後半が始まってからいっきに前半の再生回数が多くなったそうです。こうした作品の場合、脚本は多少雑でストーリー全体に深みはなくても、その疾走感で謎を追いたくなれば視聴者を惹きつけられる。毎週待ってみるのはダルいので、配信で一気に2〜3話見てしまう“片付け見”に適しているんですよね」(民放ドラマプロデューサー)

 現在、日テレではHulu配信との連動に力を入れている。その中で、秋元の脚本家としての手腕が存分に発揮されたというところだ。秋元は、引き続きさまざまなタイプのアイドルをプロデュースし続けているが、その一方で多くのテレビ番組にも関わっている。アイドルプロデュースが一段落したように見えるが、今後は本格的にドラマの企画や脚本を手掛けていきそうだ。

■卒業生に活躍の場を与えるという目的

 こうしたなか、今注目されているのがテレビ東京のバラエティ番組「青春高校3年C組」だろう。こちらも、Tverに加えてテレ東系のオンデマンド配信・パラビや若者に人気のストリーミングアプリ・SHOWROOM、そしてGYAO! やニコ生などありとあらゆる配信放送に対応している。

「実はこうしたネット配信は、地方局との関係もあり関係各所の調整が難しいという面もあるんです。つまり、どこでも見られる配信番組が人気になってしまうと、地方局の制作事業は苦しくなってしまうからです。各社調整に腐心していますが、『青春高校〜』はネット局が極端に少ないテレ東だからこそできたのだと思います」(同)

 もともとテレビの放送作家として、数々の人気番組を手掛けてきた秋元。ここにきて、アイドルやイベントとテレビ放送、ネット配信を融合させることにようやく成功したということか。その手腕も円熟味が増してきている。

「ドラマの企画と平行して、現在も膨大な数のアイドルグループの企画に関わっていますが、正直、AKB48や坂道系以上のものはもう出ないでしょう。今後は、関わってきたメンバーの“活躍の場”を模索しているのかもしれません。アイドルグループは卒業すると仕事が減ったりなくなるというのは、多くの前例を見ても明らかです。その点、自分でドラマをプロデュースすれば主演から脇役までこうした子たちを配役できるし、バラエティならMCのアシスタントに起用することもできます。クロスオーバーな展開は、秋元さんの真骨頂です。現に、彼がいま手掛けている番組には、最もお気に入りとされているNGT48の中井りかがこれでもかというくらい起用されています」(前出の放送作家)

 TVウォッチャーの中村裕一氏は、秋元の今後についてこのように予測する。

「放送作家から作詞家、プロデューサーとして実にさまざまなアーティストやタレント、テレビ番組などと広く深く携わり、80年代から現在まで日本のエンタメの中核を担って来た存在であることは間違いないでしょう。来年は組織委員会の理事を務める東京五輪でどのような関わり方をするのかも気になります。活動範囲がこれだけ多岐に渡ると、果たして1つ1つの企画にどこまで深く関与しているのかは分かりませんが、今回の『あな番』がヒットし、彼の企画およびプロデュース力が今なお健在であることが証明されたのではないでしょうか。また、おそらく現時点での彼のキャリアの集大成とも言えるAKBグループですが、何事も始まりがあれば終わりもあります。アイドルを巨大ビジネスにまで拡大させたこの一大ムーブメントを、フィナーレに向けて彼がどうまとめ上げるかにも注目です。もちろん、それらとはまったく異なるような、世間をアッと驚かせる新しい企画を練っているかもしれません」

 稀代のプロデューサーが着々と進めていたその手腕、今後の展開が楽しみだ。(黒崎さとし)

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  • NGT48の件で此の御方には不信感が有るので五輪の委員会から外れて欲しいと思ってる。
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