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ジャニー喜多川さんが早くも「神格化」、偉大な先人のエンタメ遺産

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2019年10月13日 21:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

写真ジャニー喜多川さん
ジャニー喜多川さん

 うまいことを言うなと思った。

 「いなくなっても、いる。ジャニーさんは新しいところに着地したなと思います」

 発言の主は、ジャニーズ事務所の人気グループ、A.B.C‐Zの戸塚祥太(32)だ。ジャニーさんとはもちろん、今年7月に亡くなったジャニー喜多川さんのことを指す。

 今月29日まで東京・日生劇場で上演されているA.B.C‐Z主演の舞台『ABC座 ジャニーズ伝説2019』の初日公演の前に行われた囲み取材で、発言は飛び出した。

 ジャニーさんの死後、あらゆる場面で、所属タレントたちがジャニーさんについて伝える頻度が増えた。取材側が質問するからなのだが、タレントたちはそれぞれにジャニーさんとの接点、思い出があり、それを面白エピソード的に、あるいは語録的に伝える。その結果、ジャニーさんの伝説化、神格化が急速に進んでいるなぁと実感する。

 実績のない独裁者を虚飾し神格化する国家とは違い、ジャニーさんにはプロデューサーとしての確固たる実績がある。よって伝説化、神格化は当然の流れといえば当然。主催者側にも、その意識が見え隠れする。

先人のエンタメ遺産

『ABC座〜』の囲み取材の際に配られた資料には《ジャニー喜多川さん 素晴らしいエンタテインメント、たくさんの幸せを有難うございました。》と記されている。

 その翌日、都内のホテルで帝国劇場2019年12月・2020年1月公演『ジャニーズ・アイランド』の製作記者会見が開かれた。その際配られた取材資料にも《ジャニー喜多川氏の集大成的シリーズの最新作!》という文言が目につく形でレイアウトされている。

 両舞台とも、クレジットは『作・構成・演出=ジャニー喜多川』だ。

「ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏の実質的に演出が加わっている」(スポーツ紙記者)が、今のところクレジットの前面には出てこない。

 死後、意識的なのか、無意識的なのかは決めつけられないが、ますます高められているジャニーさんの名声。そしてジャニーさんの教えを継承することを、所属タレントが一致して共有している。

 A.B.C‐Zの河合郁人(31)は「ジャニーさんが僕たちに教えてくれたものを、僕たちが若い世代に教えていきたい」と役割りを語り、King&Princeの平野紫耀(22)は「ジャニーさんが初演から描いていた、争いだったり悲劇、戦争、災害がない世の中、子どもたちが笑顔で暮らせる世の中にしたいという思いを僕たちが受け継いで、ひとりでも多くの方にそういうメッセージ性を改めて伝えられればいいなと思います」と、継承者になることを誓い、高橋海人(20)は、「ジャニーズイズムを頑張って伝えていきたい」と意気込みを示した。

 すでに舞台にはジャニーさんを直接知らない、今年7月8月に入った子どもたちも立っているという。A.B.C‐Zの橋本良亮(26)は「その子たちって、タッキーのことをジャニーさんと思っている」と笑わせた。

 時代が早変わりする中で、「新しいところに着地した」(戸塚)ジャニーさんが神格化され、ジャニーさんが残した舞台は『42ndストリート』や『ウェストサイト物語』のように、ジャニーズファンの中で古典化する。

 いずれ、滝沢氏作・構成・演出の舞台を世に問う時期が到来するだろうが、それまでは偉大な先人のエンタメ遺産が、観客の財布を開かせる。

<取材・文/薮入うらら>

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