今年でデビュー34年となった森口博子のカバーアルバム『GUNDAM SONG COVERS』(2019年8月)は、28年2か月ぶりにオリコンTOP10入りとなった。1985年にアニメ『機動戦士Zガンダム』の主題歌『水の星へ愛をこめて』でデビューしたものの、歌手として鳴かず飛ばずの時代が長く続いた森口博子。所属事務所から故郷の九州に帰ることも勧められたが、泣きながら「どんな仕事でもやりますから」と頼みこみ、タレントとしての仕事を増やしていったという。そのデビューから6年後、『ETERNAL WIND -ほほえみは光る風の中-』(劇場版アニメ『機動戦士ガンダムF91』主題歌)をリリースし、同曲で初めてオリコンTOP10(最高9位)に入り、1991年の『紅白歌合戦』に初出場を果たす。今回の『GUNDAM SONG COVERS』はこれを上回り、自己最高の3位を記録したのだ。