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『ジョーカー』アドリブから生まれた本編ダンスシーン公開

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2019年10月19日 07:30  シネマトゥデイ

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写真階段のダンスと共に印象的なトイレのダンスシーンの一部が公開 (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics
階段のダンスと共に印象的なトイレのダンスシーンの一部が公開 (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

 世界中でセンセーショナルな話題を振りまいている衝撃作『ジョーカー』(全国公開中)の本編シーンが公開された。本作のポスタービジュアルでも印象的に使用された、トイレにおけるダンスシーンの一部が収められている。


 コメディアンを目指す心優しい主人公アーサー・フレックが、悪のカリスマ・ジョーカーへと変貌していくさまを描く本作。公開されたのは、地下鉄で、ある衝撃的な事件を起こして公衆トイレに逃げ込んだアーサーが、突如としてダンスを踊り出す場面。実はこのダンス、アーサー役のホアキン・フェニックスと監督のトッド・フィリップスが、相当な苦悩の末に生み出したものだった。


 もともとこの場面は、事件を起こしたアーサーが自分の拳銃を隠すシーンになるはずだった。しかし「僕にはアーサーに起きていることを掘り下げる機会のように思えたんだ。彼が長い間ずっと抑えてきた、ずっと戦い続けてきた彼の中にあるジョーカーの部分が遂に解き放たれたシーンだと思った。彼は1人でトイレの中にいるから、言葉のないコミュニケーションで変化が起きていることを描かないといけなかった」というホアキン。「でも僕は、それが何かハッキリとわからなかった」


 しかし、このシーンでジョーカーへの変貌を垣間見せる必要があることは「明らかだった」という。そこでフィリップス監督に提案したのがダンスだ。「トッド、奇妙に思えることはわかっているよ。でも、ダンスのように感じられるんだ。ハッピーでも怒りに満ちたものでもない。ほとんど誰かが憑りつかれたみたいものじゃないとだめだ」と言ったものの、ホアキン自身もそれが何のダンスなのか、つかめなかったという。


 こうして撮影現場で頭を抱えてしまった2人。それを助けたのが、作曲家ヒルドゥル・グーナドッティルによる劇中スコアだった。フィリップス監督は「前の晩にヒルドゥルから曲をもらっていたのを思い出して、ホアキンに聞かせたら、彼もすっかり気に入った。ホアキンがその曲に合わせてスローダンスを始めたかと思ったら、突然アーサーから優雅な一面が出てきた。“影の分身”が現われたんだ。急いでカメラを回し始めたよ。あの瞬間が変貌の始まりになったんだ」と語る。


 つまり、ジョーカーへの変貌を見事に捉えたこのダンスは、ホアキンのアドリブだったということだ。フィリップス監督も「振付師がいたわけではなく、僕が指示したものでもない。全てホアキンが作り上げたものなんだ」と証言。ホアキンも「トッドが流してくれた曲は本当に効いたよ。“つかめるかもしれない”と言ったら、トッドは“僕がいたら邪魔になるだろうから、あとは任せた”と、打ち合わせはおしまい。撮影前に身のこなしを研究したり、リハーサルでダンスの練習もしたけれど、あの曲からつかんだインスピレーションがターニングポイントになったんだ。アーサーを理解する意味でもね」と語っている。


 同作はベネチア国際映画祭で金獅子賞(グランプリ)を獲得し、ホアキンもその熱演によって、アカデミー賞主演男優賞へのノミネートが確実視されている。その演技を支えたヒルドゥルのスコアをはじめ、作品賞を含む各部門ノミネートへの期待も高まる。(編集部・入倉功一)


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このニュースに関するつぶやき

  • この映画に感化されてしまいそうですね 考えさせられる映画でした https://mixi.at/agr8SX7
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  • このダンスがなんか神々しいというかとても美しいんですよ。見どころです。デモが頻発しゴミが散乱した荒れた街を警察に追われながらピエロが優雅に踊る、不思議なシーンです。
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