GENERATIONS 小森隼×佐野玲於の“こもれお”は同志でありライバル? 気心知れた幼馴染コンビ

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2019年10月19日 18:41  リアルサウンド

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GENERATIONS from EXILE TRIBE『EXPerience Greatness』(CD)

 3カ月連続リリース第3弾となるニューシングル『EXPerience Greatness』が発売中のGENERATIONS from EXILE TRIBE(以下GENERATIONS)。今回は、GENERATIONSの最年少コンビであり、幼馴染とも言える長い付き合いのあるパフォーマーの小森隼×佐野玲於の“こもれお”コンビに注目したい。


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 小森隼は1995年6月13日、佐野玲於は1996年1月8日生まれの同学年。GENERATIONSのパフォーマーとしてグループを支えるだけでなく、小森は番組MC、佐野は俳優としても活躍している。彼らの出会いはLDHが展開するダンススクール、EXPG東京校。小森は、EXILEに憧れて小学4年生で地元三重から新幹線でEXPG東京校に通い、佐野は、小学3年生の時に母親に連れられてスクールに足を運ぶようになり、後にEXILEとなるAKIRAやNAOKI、岩田剛典が所属していたKRUMPのダンスチームの練習会にも参加。翌年にEXPG東京校に特待生として入校した。つまり2人は10歳からの付き合いの間柄なのだ。当時のことを小森は「玲於は僕よりも早くストリートダンスを始めていて『EXPGのインストラクターの方と一緒にやっていた子が来る』って話題になっていました。入った時からダンスはずば抜けてうまかったしセンスもすごく良かった。同い年でよく比べられて劣等感はずっと持ってました。もう長年ね(笑い)。」(スポーツ報知 2019年6月29日)と語っており、小森と佐野はEXPG東京校、GENERATIONSの候補生を経て、正式メンバーとなった長年の同志である。


 一方の佐野は小森について「隼のポテンシャルの高さは評価できるというか、同い歳ですごく尊敬できる」(『GENERATIONS LIVE TOUR 2016 “SPEEDSTER” SPECIAL DOCUMENT MOVIE』より)と語っており、『VOGUE JAPAN』2015年のインタビューでは「フットワークというダンスジャンルがあって、そのオリジネーターがアメリカにいらっしゃって、そのクルーの日本人初のメンバーに入った奴なんで、足技なら日本一なんじゃないかなって、ステップ系のダンスというか」と小森の技術力を紹介していた。小森のシカゴフットワーク、佐野のKRUMPと、お互い異なるジャンルのダンスを得意とし、佐野はダンスの振付、小森はチームの盛り上げ役という、それぞれの役割を果たすことでGENERATIONSの成長に貢献している。


 パフォーマーとしてそれぞれ尊敬しあっている2人の普段の関係はどうなのか。明るくムードメーカーの小森と、ヤンチャでツンデレの佐野というイメージがあるが、一緒によく遊び、トレーニングし、そしてお互い絶叫マシンが苦手という、まさに気の合う間柄のようだ。だからこそ遠慮がなく、佐野の毒舌を小森が笑顔で受け入れるという2人の関係性も定番化しつつあり、今年6月の小森の誕生日には、佐野が照れを隠すようなツンデレなバースデーメッセージをツイートし、小森が素直に感謝の気持ちを伝えるというやりとりが多くのファンを喜ばせた。


 そして小森は佐野について「10歳ぐらいの時から玲於を知ってるので、人生の半分以上いるんですよ。このまま永遠にGENERATIONSやったら、一生あいつといることになるんで、そうやって考えると物凄く迷惑をかけてきましたし、物凄い助けてもらいました。(メンバー)みんな特別で、ひとりひとり思うことはあるんですけど、より人生の中で玲於は特別ですね」(『GENERATIONS A DOCUMENTARY FILM THE NEXT』より)とも語っている。同志でありライバルである存在が常にいたからこそ、2人がパフォーマーとしてのキャリアを築けたのは間違いないだろう。幼少期を知る仲間が同じグループで活躍するアーティストは数えるほど。それだけ運命的な出逢いであったとも言える。これからもお互い切磋琢磨して技術を磨き、GENERATIONSの未来だけでなく、新世代のダンス/パフォーマーシーンを牽引していく存在になっていくことだろう。(本 手)


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