ホーム > mixiニュース > 地域 > 9割自主避難 生きた過去の教訓

9割が自主避難、死傷者ゼロ=宮城・大郷町に生きた過去の教訓−台風19号

59

2019年10月23日 21:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

写真宮城県大郷町中粕川区で全戸に配布されている防災旗を持つ赤間正・中粕川区長(左)ら=21日、同町
宮城県大郷町中粕川区で全戸に配布されている防災旗を持つ赤間正・中粕川区長(左)ら=21日、同町
 台風19号は宮城県内で多数の死者を出したが、大郷町は多くの家屋が浸水しつつも死傷者はゼロだった。過去の水害経験を踏まえ、住民の9割以上が自主避難したことで命を守った。

 吉田川が決壊した中粕川地区は1986年と2015年の豪雨で水害を経験。住民は自主防災組織を立ち上げて要支援者の把握を進め、旗で各世帯の避難状況が分かるようにし、年1回の訓練で万一に備えた。

 町は台風上陸前の12日午後2時すぎ、「避難準備・高齢者等避難開始」を発令。自主防災組織が全戸に避難を呼び掛け、災害弱者とされる高齢者のほとんどが避難を完了した。夜にも再び地域を巡回する念の入れようだった。

 80代の義父母を事前に避難させたパート職員の女性(60)は「過去の水害を知っているので、いざというときに動く意識があった」と話す。

 吉田川は13日午前7時50分ごろ決壊。約10人が早朝に自宅に戻って取り残されたが、無事に救助され、けがもなかった。

 区長の赤間正さん(68)は「地域の絆が強く、それぞれがやるべきことを分かっていた。死者が出なかったのは訓練のおかげだ」と振り返った。

 一方、決壊した堤防は他より約1メートル低く、危惧した住民が国に改修工事を繰り返し要望していた。赤間さんは「豪雨が増える中で悔しい。(国は)『想定外』で片付けてほしくない」と憤った。 

このニュースに関するつぶやき

  • 「あなたが住む地域は対岸より重要度が低いから、堤防をわざと対岸より低くして対岸を守るようにしている」とはよう言えんだろうな。某江戸川区とかと同じ。
    • イイネ!0
    • コメント 0件
  • 行政主導では幾らカネを投じてもここまでは出来ません。やはり一人一人の防災意識が有ったればこそ死傷者をゼロにできるんですよOKOKOK
    • イイネ!55
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(35件)

あなたにおすすめ

ニュース設定