高橋巧「チャンピオンの壁は大きいと感じた」/全日本ロード第8戦鈴鹿レース2会見

1

2019年11月03日 20:31  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

レース2を終えパルクフェルメについた高橋巧(Team HRC)
11月3日に鈴鹿サーキットで行われた、全日本ロードレース選手権第8戦のJSB1000決勝レース2を終え、表彰台に登った高橋巧(Team HRC)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が戦いを振り返った。

■高橋巧/Team HRC(レース2:優勝)
「レース1では16位という結果になってしまい、自分がやることは優勝するだけだったので、それに向けてレース2は全力で走りました。結果的に優勝はできましたが、今年の目標であったチャンピオンを逃したので、チャンピオンの壁は大きいと感じました」

「(レース1を終えた後)今シーズンが終わったと思いました。でも今年最後のレースだったので、レース1では少しでもポイントを獲って、自分のできることを最大限やろうと思った結果16位まで上げられました」

「レース1はスタートでうまくいかなかったので、レース2では集中し直してスタートから前に出て、最初から最後まで全開でいこうと決めていました。それを実行できたのはよかったです。本当にレース1で無駄な転倒をしてしまいました。あれひとつでチャンピオンを獲れずだったので、もう悔しさしかないです。前戦でも言いましたが、こんなチャンス滅多に来ないことだし、ポイントをリードしていたのにチャンピオンを獲れなかったので自分の実力不足だと思います」

■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース2:2位)
「本当は巧選手を追いかけたかったのですが、自分自身も走りが固くなって、序盤はペースが上がらず厳しかったです。大きなプレッシャーもありましたし、何回チャンピオンを獲っても緊張するなと感じました」

「本当は鈴鹿で速い巧選手と一緒にバトルをしてレースを盛り上げたかったのですが、今週の巧選手は非常に速かったです。ですが、強力なライバルがいるからこそ自分もシーズン中盤から上り調子になれ、チャンピオンという目標に向けてバイクの開発も進みました。1年通していいシーズンだったと思います」

「ライバルがいることは幸せなことですし、自分自身もどんどん成長できるので、今後もさらにいいレースをしていきたいです」

「今年は航汰も優勝してレベルが上がってきているので、それに自分も刺激を受けています。歳はとっていますが、どんどん進化できるように日々努力して全日本を盛り上げていきたいです。まずは2位でチャンピオンを獲ることができてうれしく思っています」

「(過去にポイントリーダーでチャンピオンを逃したことを思い出したか)一度自分が失敗していることもあって、(最終戦が)どれだけ大事かという重みはチャンピオンを獲れば獲るほどわかってきます。レースウイークに入ったときは『やってやる!』と思っていたのですが、レース1が終わってポイントリーダーになったあとは、今までにないパターンだったのでかなり緊張しました。一生懸命追いかけて走るほうが楽だし、鈴鹿の巧選手は本当に速いのでそれといい勝負ができたらいいなという気持ちでウイークに入ってきたので、それが一転して守りに入る形になり、非常に複雑でしたし、疲れました」

■野左根航汰/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース2:3位)
「自分もチャンピオンの可能性があったのですが、意識はまったくせず戦っていました。レース2は気温が下がって思ったよりグリップが悪く、ペースも上げられませんでした。2番手に上がってからもペースを上げられませんでした。中須賀選手は守る物が大きく、自分は失うものはなかったのに負けたのはすごく悔しいです。最低でも2位はとりたかったです」

このニュースに関するつぶやき

  • どうしてレース1であんな走りをした。ポイント稼ぐ走りをしないと世界じゃやっていけんぞ。それより短時間で優勝できるマシンにまで修復したメカニックたちが立派。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定