ついにフィッシャーズ・シルクも……相次ぐYouTuberの体調不良で考える、休息の必要性

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2019年11月14日 18:31  リアルサウンド

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リアルサウンド

動画サムネイルより

 7人組人気YouTuberグループ・フィッシャーズのリーダー・シルクロード(シルク)が11月13日に投稿した動画の中で、現在通院中であることを明かした。


(参考:YouTuberはなぜ「休み」を宣言するのか?


 チャンネル登録者数は約585万人(11月14日時点)で、10月27日には単独チャンネルの累計再生回数日本一になるなど、国内トップのYouTuberグループとして知られるフィッシャーズ。メンバーの年齢が24〜25歳と若年の部類に入る彼らは、代名詞にもなっている「アスレチック」を始め、フィジカルを駆使した動画を数多くアップしている。


 リーダーを務めるシルクは、これらハードな動画撮影をこなしながら、備品の準備、編集などの動画制作における裏方的仕事に奔走し、その合間を縫って各種イベントやテレビへの出演を分刻みの過密スケジュールで遂行。また、リーダーとしてメンバーへのフォローを徹底して行うなど、寝る間を惜しんで超人的とも言える働きをしてきた。本動画では、そのなかでついにガタがきてしまったことを告白した。


 動画冒頭、「わたくし、倒れました!」と報告したシルク。数日前から「ちょっとやべえな」と身体の異変を感じていたようで、あまりに身体の各部位が痛むために病院へ行ったところ、「足底筋膜炎」「疲労骨折」「有痛性分裂膝蓋骨」「神経絞扼症候群」と様々な症状に見舞われていることが判明したらしい。


 「足底筋膜炎」とは、足裏やかかとの炎症を指し、シルクによると「両足来ています」とのこと。「疲労骨折」は、かかとから踝の裏側が折れていたようで、「有痛性分裂膝蓋骨」は左膝のお皿の辺りが割れているそう。そして、「これが今やたら痛い」というのが、「神経絞扼症候群」。筋肉がこわばって神経を圧迫する症状のことを言い、場合によっては激痛により救急搬送されることもあるという。


 「以上の品々がそろい過ぎて、爆発しそうなくらい痛かった」と振り返ったシルク。これら異変の原因を「運動のし過ぎ」と「一定姿勢で編集作業のし過ぎ」としたうえで、「皆さんも定期的にストレッチしたりとか、マッサージしたりとか自分の身体のケアをしたほうが良いなと身に染みて思いました」と視聴者へ警鐘を鳴らした。


 10月23日には同じフィッシャーズのメンバー・ンダホが突発性難聴、その前日にはセイキンが過労によって救急搬送されたことを明かす動画を公開するなど、最近、YouTuberの“体調不良告白”が相次いでいる。症状は様々だが、ほぼ毎日の動画投稿を始めとする多忙さゆえに、心身のメンテナンスが行き届かず倒れてしまう、というケースが多いようだ。


 取り返しのつかない異変の見落としをしてしまう前に、YouTuberにも働き方改革が必要なのかもしれない。そんななかで、日本のYouTuber業界を代表する“鉄人”であり、特に子供たちにとっては憧れのヒーローと言って差し支えないシルクが、動画で正直に不調を告白したことには、大きな意味があるように思える。つまり、「抜群の運動神経と強靭な精神力を兼ね備えたシルクにも休息が必要なのだから、自分も無理はしすぎないように」と思えるクリエイターは少なくないはずだからだ。


 日々、視聴者を楽しませている動画クリエイターたち。彼らが心身ともに健康な状態で、より良い動画を提供してくれる環境が生まれることを願いたい。


(こじへい)


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