MotoGP王者の弟、アレックス・マルケスがレプソル・ホンダに加入。ロレンソ引退により2020年は最高峰クラス昇格

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2019年11月19日 07:01  AUTOSPORT web

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2020年はレプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスに参戦するアレックス・マルケス
HRC(ホンダ・レーシング・コーポレーション)は11月18日、2019年限りでチームを離れるホルヘ・ロレンソに代わり、2019年のMoto2チャンピオンでMotoGP王者マルク・マルケスの弟であるアレックス・マルケスと契約を結んだことを発表。2020年はホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームから最高峰クラスデビューする。

 MotoGPクラスで何度もチャンピオンを獲得している名門のファクトリーであるレプソル・ホンダ・チーム。今季は、2013年から継続参戦しているマルクと新たに加入したロレンソのふたりのライダーラインアップで戦っていた。

 両ライダーともに2019年シーズンから2年契約を交わしており、2020年も同様の体制で参戦すると思われていたが、11月14日にロレンソが今シーズンの最終戦バレンシアGPを最後に引退することを発表し状況が一変。

 ロレンソ引退により空くことになったそのシートには、アレックスが収まることが18日に発表され、2020年はマルケス兄弟のラインアップとなることが決定した。

 23歳のスペイン人ライダーであるアレックスは、兄マルクの3歳違い。2012年に3度のワイルドカード参戦でMoto3クラスデビューを果たすと、シーズン後半にシートを獲得し11戦に出場した。

 2013年からはエストレージャ・ガリシア 0,0よりKTMのマシンでMoto3クラスにレギュラー参戦を開始。フル参戦初年度で通算5回の表彰台に立ち、ランキング4位を獲得してルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

 レギュラー参戦2年目の2014年はマシンをホンダNSF250RWに乗り換え、ジャック・ミラーと最終戦まで接戦のチャンピオン争いを展開。最後はミラーに2ポイント差で競り勝ち、初の世界チャンピオンに輝いた。この年は兄マルクもMotoGPクラスでチャンピオンを獲得しており、世界グランプリ史上初の、同一シーズンでの兄弟ライダーによるチャンピオン獲得となった。

 2015年からはEG 0,0 Marc VDSからMoto2クラスにステップアップ。Moto2クラス1年目はランキング14位、2年目はランキング13位と苦戦するが、3年目の2017年に第4戦スペインGPでMoto2クラス初ポールから初優勝を達成すると3勝を挙げ4位、2018年も4位と成績を上げる。そして、オフィシャルエンジンサプライヤーがイギリスのバイクメーカー、トライアンフに変更された2019年シーズンに通算5勝を挙げ、第18戦マレーシアGPでMoto2初、通算2度目のタイトルを獲得した。

 なお、2019年は兄マルクもMotoGPクラスのチャンピオンを獲得しており、2014年に続いて、2回目の同一シーズンでの兄弟ライダーによるチャンピオン獲得となった。

 そんなアレックスがHRCに加入。契約を1年延長しEG 0,0 Marc VDSから継続参戦すると8月に発表されていたが、2020年は3度のMotoGP王者ロレンソの後任としてホンダのファクトリーチームに所属し、最高峰クラスに挑む。なお、HRCとアレックスの契約期間は1年間となる。

このニュースに関するつぶやき

  • …噂はありましたが本決まりになりましたね。Moto2チャンピオンって肩書より何よりマルクの弟、っていう事で妙なプレッシャーがかからんか?
    • イイネ!1
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