使った後で食べられるパスタのストローを、英スタートアップが販売

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2019年12月08日 06:01  Techable

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パスタをストローにしてしまうという、シンプルなアイディアで地球環境に貢献しているのが英国のスタートアップ「Stroodles」だ。

プラスチック製のストローは、環境汚染の1つの要因として昨今問題になっている。飲食関連企業は紙製ストローを導入しはじめているが、パスタのストロー「Stroodles」には、紙のストローより優れた点がいくつかある。
・1時間以上柔らかくならない現在市場に出回っている紙製ストローは、ドリンクに浸けた時の耐久時間が約30分といわれている。それに対してStroodlesは、1時間以上柔らかくならず快適に使える。

ただし、これは冷たいドリンク類に限ってのこと。炭酸入りドリンクやアルコールを使ったカクテルなど含めて、冷たい飲み物であれば1時間は硬いままだが、温かい飲み物の場合、耐久時間が短くなるのでお勧めできない(もっとも、ホットドリンクをストローで飲むことはめったにないだろう)。

パスタで出来ていると聞くと、何かの味や匂いがするのではないかと思いがちだが、心配はないそうだ。同社のサイトによれば、実際には無味無臭で、ドリンクの味や香りに影響しないとのこと。
・紙より速く土に還る

Stroodlesの原料は、イタリア産のデュラムセモリナ(小麦)と水だけ。紙製ストローは土中で分解されるのに1ヶ月以上かかるが、パスタのStroodlesはそれより短い、たったの数日間で完全に分解されて土に還る。これが大きな特長だ。

また、セリアック病や小麦アレルギーの人でない限り、使った後に茹でて食べても問題ない。手で折って手頃な長さにして使えるのも、Stroodlesのちょっとしたメリットと言えるだろう。

12本、20本、50本、100本のセットが、オンラインで一般販売されており、法人向けの販売も行っている。アイルランドとベルギーでは、一般の店舗で売られているようだ。

STROODLES
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