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嫌韓の裏で「第3次韓流ブーム」到来中! 韓国好き女性たちが語る実情

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2019年12月09日 11:30  AERA dot.

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写真大島麻衣(おおしま・まい)/1987年、千葉県生まれ。2009年にAKB48を卒業。現在「ガッテン!」「韓流ザップ」に出演。韓国語能力試験2級を持つ(撮影/小暮誠)
大島麻衣(おおしま・まい)/1987年、千葉県生まれ。2009年にAKB48を卒業。現在「ガッテン!」「韓流ザップ」に出演。韓国語能力試験2級を持つ(撮影/小暮誠)
 日韓関係の冷え込みが報じられる一方、3度目の韓流ブームが起きている。AERA 2019年12月9日号では、韓国製品があふれるコリアタウンを歩き、その背景を探った。

【写真】韓国好き女性たちはこちら

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「私にとって韓国行きは、ふらっと実家に帰るみたいな感覚」

 タレントの大島麻衣さん(32)は10年前から、多いときは月に1度は訪れるほどの韓国通だ。9月上旬、いつもの感覚で3泊4日で訪れた。週刊ポストが「韓国なんて要らない」と特集し、テレビのワイドショーでは「断韓」発言も出た時期だった。

「ホテルに向かうタクシーで、運転手さんに『大丈夫だった? この時期に来るのを両親とか心配しなかった?』って韓国語で話しかけられました。『いや全然。楽しんで行ってきてねって感じでした』と返したら、『いい家族だね』『よくこの時期に来てくれたね』と歓迎モードでした」

 ツイッターに、韓国旅行の感想をアップした。「私は自分の目で見て、感じて確かめたいタイプなので今回韓国にきました」「感じたこと。やっぱり韓国が大好きだ!」と宣言、「#こんな時こそ思いやり」とタグを付けて投稿した。SNS上では賛否の反応が巻き起こった。否定的な意見に対して大島さんは、「あなたは嫌い。私は好き。それでよくないですか? どうしてみんなで嫌いにならなきゃいけないんですか?」と反論した。一連のツイートへの「いいね」は1万2500近くにまで上り、2600回近くリツイートされた。大島さんは言う。

「投稿前は厳しい意見が9対1で多いかなと思っていた。だからこそ闘ったんです。そんな(嫌韓の)人ばかりじゃないよという気持ちがあった。結果として私の体感では7対3で肯定的な意見が多かった。韓国の人と結婚しているという人からのダイレクトメッセージには、発信してくれてうれしかった、と。怖がらずに言ってくれてありがとう、というコメントももらいました。『みんな韓国好きじゃん』と思いました。大丈夫だよって言葉が聞きたかったのかな」

 いま、第3次韓流ブームの真っただ中といわれている。「嫌韓本」が並ぶ書店しか知らない中高年は首をかしげるだろう。ブームは、若者を中心に特定の人にしか見えない独自ワールドで起きている。

 11月下旬の平日夕方、コリアンタウンとして知られる東京都新宿区の新大久保を歩いた。街にいるのはほとんどが若い女性だ。白い肌にミニスカート、トップスはダボッとしたニットの「韓国っぽい」子もいれば、一般的な装いの子もいる。1枚60円の美容パックを置くコスメショップでは、体を傾けないとすれ違えないくらい客がいた。

 昨年ごろから、JR新大久保駅では、土日に利用者が多いため、入場規制されることがあった。JR東日本が発表した2017年度の乗車人員上位100駅のなかで、前年度と比べた乗客数の伸び率は1位。中高生が修学旅行の自由行動の行き先に、渋谷や原宿と並んで、新大久保を選ぶようになったという。

 韓流ブームはこれまでもあった。03年ごろから中高年女性を魅了した「冬のソナタ」を発端にした第1次ブーム。10年ごろからは「KARA」「少女時代」を始めとしたK−POPが席巻、幅広い世代を巻き込んだ第2次ブームに。第3次の波が訪れたのは3年ほど前から。中心にいるのは、主に10〜20代の女性だ。

「日本一新大久保に詳しい女子大生」を自称するマーケター、もーちぃさん(20)は、この地に住んで10年以上。

「第1次ブームの頃より街に来る人は増えました。お母さん世代が5千円の化粧水を買っていたのに対して、いまの女の子は500円のリップ一つを買うのが楽しみなんです」

 韓国をイメージして何色が思い浮かぶだろうか。国旗の青? サッカーの赤? 毎月、若い女性150人ほどに独自の調査をしているもーちぃさんは言う。

「10〜20代の女の子が思い浮かべるのは、圧倒的にピンクです。『かわいい』象徴である色をイメージさせる国なんです」

 韓国の若者文化に詳しいSNSプランナーでライターの飯塚みちかさん(28)もこう話す。

「ピンクといっても、日本の大人が聞いてイメージする典型的な色じゃない。イケてるのは、黄色みのあるピーチピンクです」

 取材で訪れた新大久保のカフェの壁紙もピーチピンク。壁際には、ペットボトルと缶をコラボレーションした個性的なグッズが並ぶ。いま流行(はや)っているのは、キラキラしたアイスの形をしたリップなど、SNS映えもしそうなアイテムで、日本の「KAWAII」とはまた別種の「かわいい」商品だ。

「韓国のメーカーは、この感覚を分かっていると思いますね。しかも安い。『かわいい』のなかにもジャンルがあって、ギャル系、清楚系がある。間違いなく韓国系もあります」(飯塚さん)

 ブームが「独自ワールド」で起きている理由について、同志社女子大学の大西秀之教授(人類学)はこう解説する。スマホは検索した履歴によって、表示されるサイトを変える。韓国好きな子と嫌韓を主張する人とをAI(人工知能)が分断している、と。

「隣の人とは、もはや違う世界を生きているのです。40代以上には、歴史や政治を背景とした韓国への上から目線がある。若者にはそれがない。特別な意識を持たず、よくも悪くも、たまたま好きになった」

 歴史や政治に無知なのは、誇れることではない。しかし、前提とする知識が「単なる偏見やヘイト」の類いなら、白紙の方がよほど健全ではないか。

 大西教授は言う。

「若い世代には、かつてのような韓国に対する優越感や上下意識が希薄になっています。ただ、日韓の架け橋になるには、もっと深く互いのことを知る必要があると思います」

(ライター・井上有紀子)

※AERA 2019年12月9日号

このニュースに関するつぶやき

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  • 韓国をイメージ?海の水で洗ったホヤや牡蠣の剥き身を平気で客に食べさせる店。仲間と認められると親切に遇されるが、認めて貰えない場合人間扱いされない酷い差別の国
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