北京華夏高名荟は、コメ兵連結子会社のKOMEHYO HONG KONG LIMITEDが中国でのブランドリユース事業の確立を目的に、北京漢美嘉誠国際文化投資有限公司との合弁会社として2017年6月に北京で設立した。出資比率は両社50%ずつ。2018年9月にはコメ兵グループ海外初のブランドリユースセレクトストア「ラックスストーリー(LuxStory)」が中国北京市にオープンした。
ラックスストーリーの出店以降、店舗の認知は少しずつ広まり、利用する顧客も増加傾向にあったという。しかし個人買取が計画通り進捗せず、事業継続の前提となる中古商品の自給自足体制の確立に長期間を要するとして、12月5日付で退店した。
解散および清算については、2019年12月から現地法令に従い、必要な手続きが完了次第、清算結了となる。なお、北京華夏高名荟の2019年3月期の売上高は5,930万1,000円で、営業損益は9,991万2,000円の赤字だった。
KOMEHYO HONG KONG LIMITEDは今後、同社100%出資で上海に設立した米滨上海商貿有限公司に経営資源を集中させることで、中国事業の早期確立に取り組む。また、コメ兵グループは現在稼働している香港、タイなどで海外事業の構築を順次進めるという。