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田中真琴の“コンプレックスと自信過剰”「かわいいじゃなくて『いい』と信じる」

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2019年12月14日 16:10  ソーシャルトレンドニュース

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"田中真琴の“コンプレックスと自信過剰”「かわいいじゃなくて『いい』と信じる」"

映画初出演!注目の女優・田中真琴

ドラマ『時効警察はじめました』や『左ききのエレン』、感覚ピエロの『拝啓、いつかの君へ』をはじめとしたMVに出演するなど、注目を集めている女優・田中真琴が『魔法少年☆ワイルドバージン』で映画初出演を果たす。童貞を主人公にした映画でもあり、“永遠のオトナ童貞のための文化系マガジン・チェリー”ではこのタイミングで話を聞いておかなければ……ということで初インタビュー!


芸能界入りのきっかけとなったミスキャンパスコンテストや、“コンプレックスと自信のバランス”といった心のあり方、理想のデートや童貞に思うこと、座右の書&映画など、たっぷりと話を聞いた。


「SNSに見出された」



――まずは、初登場ということで、どんな経緯で今のように女優の活動をされているのかをお聞かせください。


田中「正直、気づいたら進んでしまっていた、というのが実感なんです。京都の大学に通っていて、就職活動もしていたので、普通の企業に就職する道も考えていました。ただ、ミスキャンパスコンテストに出たら、MV出演の話がきて、そのMVの再生回数が伸びて、今の事務所に声をかけてもらって……という感じなんです」


――すごいシンデレラストーリーじゃないですか!


田中「ただ、それはSNSのお陰なんです」



――どういうことでしょうか?


田中「『ミスキャンパスコンテストなのにダークな黒髪パッツンの赤リップのコがグランプリを獲った!俺たちの味方だ!』みたいな感じでバズったんです。そうしたらMVの監督が見つけてくれて初めての演技のお仕事に繋がったので、“SNSが育ててくれた”という感覚です」


うまくいくミスキャンの秘訣


――正直、ミスキャンパスコンテストに出た後の人でも、その後、うまくいく人とうまくいかない人がいると思うのですが……田中さんのようにうまくいくために後輩ミスキャンパスたちにアドバイスはありますか?


田中「私を目指さないこと、ですかね」



――と、いいますと?


田中「正直、ミスコンは『アナウンサーになろう』とか野心を燃やして出たのではなく、『文化祭の1日の思い出にしよう』くらいのテンションで出たんです。そもそも私の大学のミスコンは当時私が2代目グランプリだったくらい歴史の浅いもので、そう規模も大きいものではなかったんです。そのお陰で、その大学のミスキャンパスとしては今のところ1番有名になれた。そうすると、私を目指してミスコンに出る子がいるみたいなんです。嬉しいんですけど、それは失敗すると思うんです」



――誰も田中真琴にはなれない、と。


田中「はい、彼女たちは私になれないし、私も他の誰にもなれません。みんなそれぞれに特徴があって、いいところがあると思うのに、私を目指したらそれが消えちゃうと思うんです。私も、尊敬する女優さんはいます。でもその女優さんになりたいって思ったり、目指したりはしないようにしています。“他の誰か”には絶対になれないんです」



――お強いですね!


田中「いえいえ、私にも“他の誰か”を目指した時期はありました。自分のことを好きになれないと、自信が生まれなくて、誰かのマネをしようと思ってしまうんですよね。ミスコンのときも最後までゆるふわな“ミスキャンらしい服装”でいくか迷って、結局自分らしいダークな服装でいくことに決めたんです。最近はさすがに、プロとしてお仕事をもらっているので、ナヨナヨせずに自信を持ってやらないといけないな、と思うようになりましたけどね」


自信過剰だけど、コンプレックスはある



――田中さんにも自信がなかった時期があったんですか?


田中「正確に言うと、“自信過剰だったけど、コンプレックスはあった”ですかね」


――詳しく教えて下さい!


田中「例えば、歯は矯正して直したんですけど、矯正前はすごくコンプレックスでした。肌荒れしやすいので、肌もですね」


――そういうコンプレックスも持ちながら、自信過剰ではあったんですか?


田中「それでも、自分のことが好きではあったんです。自分のことが世界一かわいいとは思いません。でも、自分が1番“いい”とは思っています。“綺麗”とか“かわいい”じゃなくて“いい”


――すごい!外見だけではなく、性格まで含めた総合力みたいなイメージですかね?


田中「そういうことかもしれません。だから、部分的なコンプレックスはあるけど、人としてのコンプレックスは感じたことがないんです」



――今とても清々しいというか……自信がある、という話をされているのに嫌な感じがしないですし、むしろかっこいいです!


田中「部分的にでもコンプレックスを感じていると、誰かに偉そうにならずにすむんですよね。だから例えばインスタのDMでファンの方から『肌荒れするんですけど、どうすればいいですか?』って質問が来たりすると、本気で考えて、自分のことも全部赤裸々にして力になりたいと思って、長文で回答しちゃいます」


――映画の中で『童貞はな、人に優しくできるんだよ!』というの斎藤工さんのセリフがありますが、あれに近い感じなのかもしれませんね。


「童貞さんの奥ゆかしさは魅力」



――ということで、今回は童貞を題材にした映画ですが、演じてみて童貞というものに対するイメージは変わりましたか?


田中「童貞って正直、今まで言っちゃいけないワードだと思ってたんですけど、映画を通じてコミカルな音の響きに感じるようになりました。前野朋哉さん演じる主人公が童貞のまま30歳を迎えて魔法使いになるくだりや、動きがコミカルで『童貞かわいい』って脳になってます(笑)


――田中さんご自身は、童貞もしくは童貞っぽい男性はいかがですか?


田中「私、オラオラな人が苦手なんです。好かれるのはもちろん嬉しいんですが、あんまりグイグイ来られるとひいちゃうタイプなので、童貞さんくらい奥ゆかしいほうが魅力的に感じることもありますね」


――オラオラでグイグイ女性をひっぱっていける男性の方がモテるのかと思っていました……!


田中「私は自分の意思がはっきりしているし、自分からもよく喋る方なので。行きたいところを提案されても、自分にハマらなかったら『あんまり楽しくなさそうじゃない?』とか言っちゃうタイプなんです(笑)。だからそういう奥ゆかしいタイプの男性のほうが、むしろ『私が引っ張っていけるかも!?』って思っちゃいますね」


デートは“想像できない”がいい


――希望をありがとうございます! ちなみに今、田中さんがデートで行きたい場所ってどんなところですか?


田中「食品サンプルづくりに、乗馬と競馬……」


――どれもひとりでは行きづらいのと、ありふれたデートに比べると想像もつきにくいですね。


田中「2人でいくなら想像できないもののほうがよくないですか? 映画デートとかは想像がつくじゃないですか。そもそも私、映画はひとりで行きたいタイプなんですよね。感想があわなかったら嫌だし……」



――逆にそういうちょっとデートスポットとしては変わった場所をどうやって見つけるんですか?


田中「【東京 遊びスポット】って検索します(笑)。で、メモしておいて、誰かと遊びに行く機会がきたら、そのメモをコピーして送りつけます」


――どこでもついていきます!


田中「あ……そういう“弟子”っぽい感じはダメなんですよね(笑)。いつもドライな感じでいるんだけど、私が『ここ行きたい』って言うと『あっ、いいよ』って優しく許可してくれる感じの男性がいいです」



――塩梅が難しい!(笑)では、田中さんが男性にされたら嬉しい褒め方を教えて下さい!


田中「正直『かわいいね』はバカにされてるように感じてしまうときがあるんですよね。それよりも嬉しいのは『かっこいい』『賢そう』。『独特な視点をしてるね』『いっぱいモノを知ってるね』とか知性的なものを褒められると嬉しいのかもしれません」


――見た目より、中身といいますか。


田中「見た目を褒められても、親に感謝の念が湧くだけですね(笑)。性格は自分の人生の中で直そうとして頑張ってきた部分もあるし、唯一無二なところを褒めてもらえる感じがして嬉しいですね」


“信じられなかった時代”を経て



――男性に褒められて嬉しい言葉、を聞いた直後に難ですが、今回の役柄は“男性は綺麗事ばかり言うから信じられない”女性ですよね。共感できる部分はありますか?


田中「男に限らず人はみんなそうじゃないですか?」


――他人はみんな綺麗事ばかり言うから信じられない、ってことですか?


田中「……って、思ってた時期があります(笑)。高校生の頃は、女子同士の悪口や妬み、ヒエラルキーとかに巻き込まれるのが嫌になってしまって、男友達のほうが多かったんです。でも最近は女のコの友達のほうが多いんです」



――だいぶ変化されたんですね!


田中「自分から人のことを信じないと、誰も私のことを信じてくれないって思って。自分からちゃんと心を許すようになりました。直近の誕生日は、私の好きなかわいい女のコをたくさん集めて飲み会して、みんなでわいわい朝まで下品な話をしてました(笑)」


――若干、発想がおっさんっぽいですね(笑)


田中真琴の選ぶ座右の書&映画



――最後に田中さんの人生ベスト本とベスト映画を教えて下さい。


田中「『愛のひだりがわ』(筒井康隆・著)というジュブナイル小説が好きです。日本だけど日本じゃない、もっと暗くて殺伐とした日本みたいな設定の場所で、小学生の主人公・愛が犬を引き連れて旅するお話なんですけど、私も小学生の時に読んでいて、なんだか自分に似ているな、って思ってしまって。動物が好きで強いけど優しいみたいな部分にシンパシーを感じてしまって。それからずっと好きな本ですね」



――田中さんの中に強さと優しさが共存しているのは、今日とても伝わってきました!映画はいかがでしょうか?


田中「高校生のときに見た『転々』です。正直、人生で初めてグッときた邦画で、そこから邦画をたくさん見るようになりました。吉高由里子さんの少ししか出てこないけど、強烈な印象を残すあのかわいさを引き出せるのは、すごいなあ、と」


――『転々』の監督の三木聡さんは『時効警察はじめました』でご一緒されてますよね。その思いは伝えられましたか?


田中「緊張して言えなかったんです……。でもこだわって作ってるから、ああいういい作品ができるんだな、って現場で感じることができました」


――今後また三木さんとご一緒できる機会があるといいですね。


田中「はい!今は重たいものもポップなものも、色んな作品に出てみたいです。これからも、どんどん挑戦して、どんな自分になれるのか見ていきたいです」


(取材・文:霜田明寛 写真:中場敏弘 ヘアメイク:MAKO スタイリスト:小笠原吉恵
衣装:Sea New York)

■映画情報





『魔法少年☆ワイルドバージン』
12 月 6 日(金)より新宿バルト9、梅田ブルク7 ほか 全国順次ロードショー
キャスト:前野朋哉、佐野ひなこ、芹澤興人、田中真琴、濱津隆之/斎藤工 ほか
●公式サイト
http://wv-movie.com/


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