水ダウ出演「クロちゃん」は本当にキモいのか? モテないのか? を徹底考察してみた

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2019年12月27日 21:00  citrus

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お笑いトリオ『安田大サーカス』のクロちゃん(43)が、12月25日放送のバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に出演。番組内でアイドルグループのプロデュースにチャレンジしていた彼が、候補生のなかに好みの女性を見つけたため、あえてオーディションを落選させ、後日その子に告白するシーンがオンエアされた。

 

私も偶然、この告白の場面をテレビで観ていたんだが、番組出演者である、あの指原莉乃や松本人志に「これを超えるものはなかなかない」「青山円形劇場で鑑賞したくなるクラスの面白さ」といわしめるくらいに凄まじい、まさに怒濤の独り舞台であった。

 

さて。まがいなりにも本気でアイドルを目指して集まってきた健気な女子に、まがいなりにも「プロデューサー」の肩書きをいただいた男が、「本気で付き合いたくなっちゃったから」と私利私欲全開で口説きにかかる行為を、ネット上が騒いでいるように「キモい」「ゲス」のひと言で片づけてしまうのは簡単だけれど、あらためて私は問いたい! はたして彼は本当にキモいのか? ゲスなのか?

 

私は率直に、今回のクロちゃんのこれら一連の「女性に対するアプローチ術」を目の当たりにして、

 

「ああ…このヒトって本当はすごくモテるんだろうな」

 

…と、思った。もし、ガチのプライベートで、クロちゃんからこんな風に口説かれでもした日にゃあ、けっこうな高確率で、少なからずの女性がいつの間にやら陥落してしまうのではなかろうか。

 

まず、公私混同という意味では、クロちゃんが「ゲス=社会人失格」であることに、とりあえず異論はない。しかし、逆の解釈をすれば「一人の女性のために社会的立場をアッサリと捨てることができる男」という見方もできなくはない。しかも、こうした“情熱”にめっぽう弱く、熱病にかかってしまう女性、いや人間は一定数実在する。20世紀の大ベストセラーとなった渡辺淳一センセイの『失楽園』が描く世界観は、21世紀を20年近くも過ぎた現在でも死に絶えてはいないのだ。
 

あと、やたらホレっぽいのも見逃せないポイントだったりする。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」とはよく言われるが、普通に生きていれば「人生でせいぜい一ケタ台でしかない告白の場数」を、「ホレっぽい」がゆえ何倍も何十倍も踏んでいるのだから、そんな幾多もの“実戦”で鍛えた「鉄砲」の腕前は、もはや「下手」の領域ではない。いわばクロちゃんは、すでに「告白のプロ中のプロフェッショナル」と化しているはずなのである。

 

さらに、カメラが回っていようが、人通りが激しい街の雑踏のなかであろうが、なりふりかまわず感情を120%表に出せる男は、やはり強い。7割弱の女性は引いてしまうだろう。が、3割強の女性のハートを揺さぶることができたなら、それはイチローの生涯打率に匹敵するほどの高成績と言えるのではないか?

 

ただ、女性を口説く際に「なりふりかまわず激しい感情を出せる」ということは、女性を切り捨てる際にも同じように「激しい感情を出す」ということで、いずれにせよ女性からすれば“やっかいな男”であるのは間違いない。そして、この手の男が「一度お付き合いへと到った女性との関係を長く持続できる」といった観点で「モテる」かどうかは、また別問題なのかもしれない。

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