ベストセラー経済学書を著者自ら映画化 社会派ドキュメンタリー『21世紀の資本』公開決定

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2020年01月09日 07:01  リアルサウンド

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『21世紀の資本』(c)2019 GFC (CAPITAL) Limited & Upside SAS. All rights reserved.

 フランスの経済学者トマ・ピケティによるベストセラーを映画化した社会派ドキュメンタリー『21世紀の資本』が3月20日に公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルが公開された。


参考:世界を知る“ニュース”としての価値が向上 2019年必見のドキュメンタリー&リアリティー番組


 2014年に日本でも発売され話題となった経済学書『21世紀の資本』。フランスの経済学者トマ・ピケティが出版し、史上最も重要な経済学書として世界中から称賛を浴びた。ピケティ自身が監修から出演までこなし、一般の人も五感だけで理解できるよう完全映画化。著名な経済学者とともに、本で実証した理論を難しい数式など一切使わずに映像で表現した。映画では、『ウォール街』『プライドと偏見』『レ・ミゼラブル』『ザ・シンプソンズ』などの映画や小説、ポップカルチャーなどをふんだんに使って、過去300年の世界各国の歴史を“資本”の観点から切り取っている。


 「働いてもお金持ちになれないのはなぜか?」「社会の何を変えなければいけないのか?」など、21世紀を生きる人の課題が明らかに。世間に渦巻く格差社会への不満や政治への不信感、昭和の高度経済成長や平成のリーマン・ショックの真相にも迫る。


 本作をいち早く観賞したジャーナリストの池上彰は、「本も読んでほしいところだが、まずは映画で現実を直視しよう。いくら働いても豊かになれない秘密を映画は教えてくれる」と、本作の鑑賞を熱く推奨している。(リアルサウンド編集部)


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