日頃からSNSなどを通じ、心の病気について様々なコメントを発信してきたセレーナ・ゴメス。このほど登場した『WSJ. Magazine』のカバーストーリーでも、自身のこれまでの体験などを赤裸々に明かし注目を集めている。
2015年秋にリリースした『Revival』以来4年以上を経て、まもなく新アルバム『Rare』が発売される
セレーナ・ゴメス。昨年10月には2曲立て続けに新曲を発表し、本格的な音楽活動を再開した。
そんなセレーナが『WSJ. Magazine』のカバーストーリーのなかで自身の心の病気との向き合い方やこれまでの葛藤、そして現在の心境などについてざっくばらんに明かした。
恵まれたルックスに加え、地位、名声など誰もが羨むものを次々と手に入れてきたセレーナだが、自身はもともと「自己肯定感の低いタイプ」だという。そして自己肯定感を高めることは、今も進行形で取り組んでいる課題の1つとのこと。以前は感情の“ハイ&ロー”が激しく、調子のいい時はすこぶる好調だが、一旦落ち込むとそこから抜け出すのに何週間もかかることがあったそうだ。
しかし6年ほど前からセラピー治療を続け、専門の治療施設での診療を受けるようになって以来、自身の情緒面での健康状態を明確に把握できるようになったという。セレーナは
「自分自身のメンタルに何が起きているのかについて、たくさんの知識を得たおかげで今はすごくパワーを得た感じなの。」
「助けを求めたり、信用できる人を見つけるって方法があることに気がついたわ。今は適切な薬を服用していて人生もガラッと変わった感じよ。」
と言い、現在は自身の状態が劇的に好転していることを語った。
また新アルバムの中の『I Want A Boyfriend』(ボーイフレンドがほしい)というタイトルに触れ、現在のセレーナは必ずしもそう思っているわけではないことに言及。実生活では“彼氏いない歴2年以上”になるというセレーナだが、
「一日の終わりに一人で自分の部屋に向かうのが好きなの。そう、私と愛犬だけでね。」
「全然セクシー路線じゃない、おばあちゃんがはくような下着で、ベッドでのびのびと手足を伸ばしてるのよ。」
とプライベートを告白。そしてそんな状況を
「それでも全然焦ったりはしてないわ」
と“自分だけの時間”を持ち、自身の内面を見つめることの大切さを述べている。
腎臓移植手術や恋人ジャスティン・ビーバーとの破局、またメンタル面で不安定な状態が続いたこともあったが、近年は親しい友人との充実したプライベートの様子をInstagramに多数アップし、生き生きとした笑顔でファンを喜ばせているセレーナ。今後は「また映画やドラマにも積極的に取り組んでみたい」とキャリア面でも新たな抱負を覗かせている。
およそ4年3か月ぶりとなる新アルバム『Rare』には、そんな一皮向けたセレーナ・ゴメスからのパーソナル・メッセージが込められているとのこと、ファンは10日の発売を楽しみにしているに違いない。
画像は『Selena Gomez 2019年6月29日付Instagram「Kids in cages!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)