『いきなりマリッジ3』第9話ーー出会って30日目、婚姻届提出なるか? 新郎新婦が下した決断に涙

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2020年01月15日 07:01  リアルサウンド

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『いきなりマリッジ3』(c)AbemaTV

 初対面の男女が出会ったその日に婚姻届を書き、そのまま30日間の“新婚”生活を送る“新婚”観察リアリティーショー『いきなりマリッジ』待望の第3シーズン。その第9話が、1月11日よりAbemaビデオにて配信されている。


(関連:水嶋ヒロが語る、結婚生活と大切にしていること「ずっと温かい家庭を築くのが夢だった」


「正直もっと好きになりました」


 “新婚”生活29日目、最終決断直前のインタビューで、新婦ヒナ(24歳)への想いを話した新郎ジュンペイ(39歳)。二人はついに答えを出す。


 “新婚”生活28日目。スタッフから「どういう日にしたい?」と問われたヒナは「全力投球って感じ」と笑うが、最終決断を前に「ジュンペイはまだ(自分を)作ってる気がする」と不安も漏らしていた。


 ジュンペイが企画したデートに出かける二人。ディナーを楽しむ中で、ジュンペイは、本来自分が「女の子に優しくしない」ことや「気を使えるタイプではない」ことを打ち明ける。この“新婚”生活で「女の子には優しくしなくては」と意識した結果、ヒナに気を遣わせてしまったと反省するジュンペイ。気になる人の前だと「嫌われたくない」などの思いから、なかなか素が出せないという。ジュンペイが「素の俺を見せていない状態で(結婚の)判断は難しいかも」とこぼすと、ヒナはすかさず「それ思ってた」と突っ込んだ。


 ディナーのあと、ジュンペイはヒナに東京湾ナイトクルーズを用意していた。ジュンペイからのサプライズに感激したヒナは「なんかお姫様になった気分」と大興奮。無邪気に笑うヒナに、ジュンペイがキスをする場面もあった。


 夜の東京湾を眺める二人。ヒナが「もう合うかもしれんって思ってきた。わからん、悩むわ」と複雑な心境を口にすると、ジュンペイは彼女を優しく抱きしめる。思わず涙を流すヒナは、「めっちゃ重く感じる」と本音を打ち明けた。そんな彼女を見て、ジュンペイは「俺はヒナがどんな答えを出してもちゃんと受け止める。どんな答えであっても」と想いを伝える。これは、ヒナが見たかったジュンペイの素顔ではないかもしれない。だが、ジュンペイからは、ヒナへの強い想いが伝わってきた。


 “新婚”生活29日目。“新婚”生活初日にヒナが「一緒にやりたい」と言っていた餃子作りを二人ですることに。リラックスした雰囲気で最後の晩餐を楽しむと、ヒナは「“ごちそうさまでした”が悲しいー」と嘆く。そんなヒナにジュンペイが「30日間ありがとう」と5本のバラを手渡した。「あなたに出会えた心からの喜び」を意味する花束に感動するヒナ。そして彼女もまたジュンペイのためにプレゼントを用意していた。


 この夜、二人はお互いに「ありがとう」と“新婚”生活での感謝の想いを何度も伝え合っていたが、その後のインタビューでヒナは「バラ自体は嬉しかったけど、(ヒナに対するジュンペイの)気持ちを伝えてほしかった」とモヤモヤした気持ちを吐露している。


 決断の日。朝起きてきた二人はテーブルに着席し、面と向かい合ってお互いの“答え”を告げる。対面した二人は、緊張した面持ちだ。


 ジュンペイの答えは「YES」。ヒナと過ごすうちに「結婚したい」想いが日に日に強くなっていったと振り返るジュンペイは、「俺はもう一度、家族とか友達を呼んでヒナと結婚式がやりたいなと思いました。改めて結婚してください」と告白する。真剣な彼の言葉に、ヒナの目からは涙が光った。ジュンペイは涙を流すヒナを優しくなだめながら、彼女が下す決断を待つ。


 ヒナは「泣くと話せなくなるから」と、前日にしたためた手紙を読む。


 ヒナの答えは「NO」だった。「30日間ありがとうございました」と感謝の気持ちから始まる手紙には、ジュンペイが友達の前で見せるテンションについていけなかったことや、家族に紹介してもらえなかったときに「大事にされていない」と感じてしまったこと、ジュンペイのことを100パーセント好きだと感じられなかったことなどが綴られていた。ヒナは改めて「100パーセント好きだと思える人と結婚したい」と主張する。ジュンペイはヒナの運命の相手にはなれなかった。


 それでも二人は、一緒に過ごした30日間に後悔はないと語る。ヒナは「こんなわたしと一緒にいてくれて、たくさん成長させてくれて本当にありがとう」と手紙を締めくくり、彼女の想いを聞いたジュンペイもまた「一緒に過ごせてよかった。ありがとね」と優しく言葉をかけた。


 気丈に振る舞っていたジュンペイだが、一人部屋に戻ると、感情が抑えきれずに涙を流す。そんな姿を見て、もらい泣きしてしまうヒナ。別れのとき、二人は何度も「ありがとう」と言い合いながら、強くハグをした。


 ヒナは別れの決断に「後悔はないです」「二人っぽい終わり方でよかったです」と晴れやかな表情でコメント。ただ、スタッフから結婚の意思を伝えられたときの心境を問われると「奇跡が起きないかな。どっかで会いたいな。成長したヒナに会ってほしい、もう1回だけ。ずるいけど、それは」と切ない笑顔を見せた。


 ヒナが去ったあと、静かに涙を流していたジュンペイだが、「離れる寂しさ(の涙)というよりは悔しいですね。ヒナと出会えてよかった。良い子と出会えたなって」と微笑みながら、これまでの生活を振り返る。


 番組MCの陣内智則、紗栄子、ゲストの水嶋ヒロは別れの決断を悲しみながらも、どうしても埋められない溝を真摯に伝えたヒナの手紙を絶賛。たった30日間でお互いを深く理解し合わなければならない難しさに絶句し、「結婚がよりわからなくなりました」と呟きながらも、「この30日があったから、次の幸せがあるのだと思ってほしい」とジュンペイとヒナの未来に思いを馳せた。


 初めて出会ったとき、「30日後も一緒にいたい」と願った二人。本当の結婚は成立しなかったが、この“新婚”生活を通じて、二人は相手を理解することの難しさや、相手を思いやることの大切さなど、多くのことを学び、得てきたのではないだろうか。次週からは、“ハイスペ夫婦”の30日間の“新婚”生活が始める。新たな二人の未来はどうなるのだろうか。(文=片山香帆)


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