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『スカーレット』林遣都の愛溢れる演技に感動 信作、ついに百合子にプロポーズ!

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2020年01月21日 12:32  リアルサウンド

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写真NHK連続テレビ小説『スカーレット』(写真提供=NHK)
NHK連続テレビ小説『スカーレット』(写真提供=NHK)

 喜美子(戸田恵梨香)や照子(大島優子)と一晩中語り合った信作(林遣都)は何ごとかを決意。家に帰るとさっそく川原家に電話する。


参考:瞳に涙を浮かべる福田麻由子


 『スカーレット』(NHK総合)第92回で、信作はカフェ・サニーに百合子(福田麻由子)を呼び出す。勇気を奮い起こそうとする信作だったが、緊張のあまり子ども時代の話が口をついて出てしまう。いかにも優柔不断ないつもの信作に、百合子も不安気に下を向いたまま。信作の眼も泳ぎかけるが、それでもなんとか絞り出すように「ほな、あん時、多数決で結婚するいうことになったやろ」と切り出した。


 信作と百合子の関係は、第79回で一緒にあかまつに行っていることが判明。第82回で丸熊陶業の社員と手を合わせて大きさを比べていた百合子に「他の男に触らせんなや」と言った頃には、すでに百合子の存在をはっきり意識していたのだろう。第83回で、命と同じくらい大切なものを聞かれて、「今やったら、百合子やな」と答えたように、その思いは否定できないくらい大きなものになっていた。


 第84回では、百合子から「うち人口増大に貢献してもええよ。結婚前提にお付き合いする?」という逆アプローチも飛び出し、カップルになったまでは良かったが、川原家の許しを得るための柔道の特訓や直子(桜庭ななみ)の突然の帰郷など、若干停滞気味な展開でのこの日のプロポーズ。「そやから、悪いけど言うわ、はっきり。結婚してください」。目を見てもう一度「結婚してください」。ダメ押しのように「3回言うたる。結婚してください!」。だんだん声が大きくなり、それとともに百合子に対する思いがあふれ出す演技は林遣都の真骨頂だった。


 「百合子かわいい。大事にしたい。好きや。ほやからな、ゆっくり夫婦になろう。ゆっくりな」。ずっと実の妹のようにかわいがってくれて、自分も慕ってきた兄のような人が、ありったけの気持ちを込めて真正面から伝えている。はっきりしない信作がここまで言うのは世界中で百合子だけだろう。それに対する百合子の「ありがとう」も3回。目に涙を浮かべながら満面の笑みで答えた。


 幼なじみ3人の中で一番最初に結婚しそうだった信作が、照子や喜美子から間を置いて最後にゴールインすることになった。高校時代、伊賀のばあちゃんが亡くなってからの信作は、ちょっとよくわからないキャラクターのようにも見えたが、根っこは少年時代の優しい信作のまま。常治(北村一輝)がいなくなって寂しさを紛らわす百合子の気持ちが、信作には手に取るようにわかったはずだ。家族についてのシビアな描写も少なくない『スカーレット』で、ゆっくりと幸せを手繰り寄せる2人の姿はとても尊く見えた。 (文=石河コウヘイ)


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