天海祐希『トップナイフ』首位、東出昌大2位で松下奈緒がワースト入り! 1月期ドラマ初回視聴率ランク

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2020年01月28日 20:52  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

『トップナイフ ―天才脳外科医の条件―』(日本テレビ系)公式サイトより

 2020年1月期の冬ドラマ(民放、午後8〜10時台)が始まり、初回視聴率では天海祐希主演の医療ドラマ『トップナイフ ―天才脳外科医の条件―』(日本テレビ系)が首位を獲得。上位3作品は、日本テレビ系、テレビ朝日系、TBS系とすべて違うテレビ局のドラマがランクインした。

 天海主演の『トップナイフ』は、「手術の天才」が集う東都病院・脳神経外科を舞台にした作品で、椎名桔平、広瀬アリス、永山絢斗、三浦友和らが出演。脚本は『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』『医龍-Team Medical Dragon-』『BOSS』シリーズ(いずれもフジテレビ系)を手掛けた林宏司氏が担当し、演出は『女王の教室』(日本テレビ系)で天海とタッグを組んだ大塚恭司氏。公式サイトでは“最強ヒットメーカーが集結”と銘打ち、初回13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の好発進となった。

 人気女優が主演の医療ドラマとあって、開始前は米倉涼子主演の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)を引き合いに出して「女医対決」などと注目されていたものの、昨年10月期に『ドクターX』が獲得した初回20.3%には遠く届かず。2話は12.4%、3話は12.9%と推移しており、全話平均視聴率ランクの上位入りもあり得るだろう。

 2位は、桐谷健太と東出昌大のダブル主演作『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(テレビ朝日系)で、初回は12.0%を記録。元体育教師で、走り出したら止まらない刑事・仲井戸豪太(桐谷)と、東京大学法学部を卒業した超エリート検事・真島修平(東出)の異色バディが事件を解決していく物語だ。

 2話放送日、1月23日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が東出と女優・唐田えりかの不倫問題を報じた影響か、その2話は9.7%にまで大幅ダウン。ネットユーザーからは「ドラマは別物だと思って見たけど、やはり不倫がチラついて脱落決定」「初回はコミカルで面白かったのに、2話は東出が目についた。次回は見るのやめる」といった感想も出ている。

 3位は、伊藤英明主演の『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系)で、初回は11.3%をマーク。僧侶でありながら救命救急医としても働く異色の主人公・松本照円(伊藤)の奮闘を描く医療ヒューマンドラマで、中谷美紀、ムロツヨシ、松本穂香、GENERATIONS from EXILE TRIBE・片寄涼太らが脇を固めている。

 同作には、東出の不倫相手とされる唐田がレギュラーキャストに名を連ねていたが、報道を受けて所属事務所側が「出演自粛」を発表。24日放送の2話は登場シーンをカットして放送され、代役などの対応については27日時点で明らかになっていない。くしくも、不倫が明らかになった東出&唐田の出演作がトップ2・3位という結果になった。

 続いて、下位3作品をご紹介。ワースト3位は、寺島進主演の『駐在刑事 Season2』(テレビ東京系)で、初回拡大SPは8.6%だった。過去にスペシャルドラマで5本、18年10月クールに連ドラ版が制作された人気シリーズ『駐在刑事』。今回は北村有起哉、笛木優子、市毛良枝などお馴染みのレギュラーキャストに加えて、田中美里、徳井優が参加している。もともと、テレ東のドラマは視聴率に恵まれない場合が多く、前クールの名取裕子・麻生祐未出演『特命刑事カクホの女2』は、初回6.9%でスタート。今作の初回8.6%は、上川隆也主演『執事西園寺の名推理2』が記録した8.7%以来となる“3作ぶりの8%超え”を果たした。18年の連ドラ版は平均8.1%(全7話)で終わったが、これを上回ることができるのだろうか?

 ワースト2位は、初回8.4%だった松下奈緒主演の『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系)。同じ木曜午後10時台に放送され、新木優子・高良健吾が出演した『モトカレマニア』(同)の初回5.6%を上回ったが、その後は7.7%(2話)、8.4%(3話)と、1ケタ後半で足踏みしている。全話視聴率ランクでのワースト入りを逃れるには、終盤に向けてもう少し数字が必要だ。また、1位の『トップナイフ』とは「女優主演の医療モノ」という共通点もあったが、現状は明暗が分かれている。

 そして最下位は、小泉孝太郎が主演を務める『病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜』(テレビ東京系)で、初回は8.1%。今作は、平昌五輪にて金メダルを獲得したスピードスケート選手・小平奈緒が所属する相澤病院の実話をベースにした作品。過去、十数億円もの赤字を抱えて倒産危機に陥るも、復活を遂げた奇跡の物語を描く。高嶋政伸、小西真奈美、角野卓造、大和田伸也ら実力派キャストが登場している。

 放送枠は、18年4月に誕生した「ドラマBiz」(月曜午後10時台)。主に働く人たちをテーマにした経済ドラマを制作しているが、残念ながら視聴率ランクは初回・全話ともにワースト3位以内ばかり。前期の中谷美紀主演『ハル 〜総合商社の女〜』も初回は4.5%の大コケだったが、テレビ東京が発表したデータによれば、『病院の治しかた』の8.1%は、同枠の歴代最高視聴率とのことだ。

 今クールのドラマは初回視聴率の数字が全般的に高く、ワースト3作はいずれも8%台となった。東出メインの『ケイジとケンジ』が今後どう推移していくのか? 好スタートの『病院の治しかた』はワーストを脱するのか? 最後まで視聴率争いから目が離せない。

【2020年冬ドラマ(午後8〜10時台、民放5局)初回視聴率一覧】

1位『トップナイフ ―天才脳外科医の条件―』(日本テレビ系・土曜午後10時) 13.0%
2位『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 12.0%
3位『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系・金曜午後10時) 11.3%
4位『テセウスの船』(TBS系・日曜午後9時) 11.1%
5位『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(フジテレビ系・月曜午後9時) 10.6%
6位『恋はつづくよどこまでも』(TBS系・火曜午後10時) 9.9%
7位『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系・日曜午後10時30分) 9.5%
8位『知らなくていいコト』(日本テレビ系・水曜午後10時) 9.4%
9位『10の秘密』(フジテレビ系・火曜午後9時) 8.9%
10位『駐在刑事 Season2』(テレビ東京系・金曜午後8時) 8.6%
11位『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系・木曜午後10時) 8.4%
12位『病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜』(テレビ東京系・月曜午後10時) 8.1%

※19年4月より通年放送されている『科捜研の女』と、同10月から2クール連続の『相棒 season18』(ともにテレビ朝日系)は、ランキング対象外とする。

 

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