『スケアリーストーリーズ』本編映像&場面写真 不気味なクリーチャー“ペール・レディ”が登場

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2020年01月30日 21:02  リアルサウンド

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『スケアリーストーリーズ 怖い本』(c)2019 CBS FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 2月28日に公開される映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』より、本編映像と新たな場面写真が公開された。


参考:動画はこちらから


 ギレルモ・デル・トロが企画・製作を務め、ストーリー原案を担当した本作の基となっているのは、累計700万部もの売り上げを誇りながらも、全米の子供たちにトラウマを与えたというレッテルを張られ、全米の図書館に置くことが禁じられたいわくつきの児童書シリーズ。本シリーズは、1981年に第1作が発表され、全米で大ベストセラーとなるが、実際の事件を彷彿とさせるような描写やおどろおどろしいスティーブン・ガンメルの挿絵に、親たちや教師から苦情が殺到、児童書にも関わらず子供には過激すぎるとして全米の学校図書館に置くことを禁止する論争が巻き起こった。


 メガホンを取ったのは、『トロール・ハンター』『ジェーン・ドウの解剖』を手がけ、スティーヴン・キング原作『死のロングウォーク』の監督にも決定しているアンドレ・ウーヴレダル。ウーヴレダルを以前から絶賛していたデル・トロは、「今作を任せられる監督は彼しかいない」と監督に抜擢した。


 公開された本編映像では、劇中に登場するクリーチャー“ペール・レディ(青白い女)”の登場シーンが描かれており、逃げ惑う少年の姿が映し出されている。


 微笑みをたたえているが感情の見えない顔、真っ黒な瞳、べったりと体に張り付いた脂っぽい髪、青白い肌に丸々とした体という不気味なビジュアルのペール・レディ。ガンメルの挿絵の際には液体に近い黒鉛で描かれたためモノクロであることから、原画の再現に力を注いだデル・トロは映像化の際も肌色を真っ白に仕上げたという。また、その肌質を描くにあたって「モンスターたちの色彩も、白やオイスター・グレイ、イエロー・パーチメント(羊皮紙のような黄色)などを混ぜて青白くしたかったんだ。一部ではデジタル効果を使って質感が固体よりもより滑らかに、液体っぽく感じられるようにもした」とコメント。ペール・レディの造形は、『シェイプ・オブ・ウォーター』で、デル・トロとともに半魚人デザインを務めたマイク・ヒルが担当。ヒルはペール・レディについて「彼女の何かにとても惹かれたんだ!」と語っている。 (文=リアルサウンド編集部)


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