「女の子苦手」芸人オードリー若林とバカリズムが、結婚までに見せてきた明確な変化

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2020年01月31日 12:00  週刊女性PRIME

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写真オードリーの若林正恭とバカリズム
オードリーの若林正恭とバカリズム

 女性が苦手で人見知り。かつてそう見られていた芸人が2人、2019年の終盤になって相次いで結婚した。バカリズム(44)とオードリーの若林正恭(41)である。そんな2人はこれまで、結婚や恋愛について何を語ってきたのだろうか。

 バカリズムと若林が『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「女の子苦手芸人」に出演したのは2012年4月。今から8年ほど前だ。同企画は話題を呼び、同年9月にはゴールデンタイムで第2弾が放送されるに至った。

 彼らは当初から言っていた。自分たちは女性が苦手だが、興味がないわけではない。なんなら人一倍、興味がある。だからこそ苦手なのだ、と。

 そんなねじれた自意識を抱える2人の番組内での発言には、今から文字面だけで振り返ると、女性への偏見や嫌悪感を含んでいるように見えるものもある。

 ただ、10秒ほど女性と至近距離で目を合わせるだけで顔面蒼白になるといったリアルな反応も相まって、彼らのねじれた自意識のプレゼンは自虐的な笑いになっていた。

 しかし、2019年終盤、バカリズムと若林はどちらも結婚に至る。

「女の子苦手芸人」のころのイメージからすると、それはなんだか意外にも思える。ただ、この間の彼らの発言を踏まえるならば、あるいは彼らの芸風を考慮するならば、結婚はとても自然な流れだった。

「相手がいてこそ」の結婚

 バカリズムは語っていた。

「どうせ自分は女性から好かれていない。だから、“いいな”と思う人でも、この人は俺のこと好きではないから、考えないようにしようと思ってしまう」(フジテレビ系『ボクらの時代』2015年5月10日)。

 女性とトークすること自体は苦手ではない。男子校から映画専門学校に進学したときも、スムーズに女性のグループの中に入ることができた。「(本名の)升野英知という“ひとつの性別”として見られたところ」があった(フジテレビ系『ボクらの時代』2013年4月28日)。

 ただ、女性と親密になるまでには距離がある。まず、女性に連絡先を聞くことができない。「なんか、ワーッてしゃべって、『じゃあ連絡先を』って言ってるときには、ちょっと真顔の感じがすごい恥ずかしくて。グラデーションがうまい感じにいかないんです」(日テレ系『しゃべくり007』2017年3月27日)。

 他方、芸人としてのバカリズムは、かつて落語家の立川談志に言われたという。

「ほかの芸人はパズルをどういう絵柄するかで笑いをとってるんだけど、お前はパズルの枠組みから考えようとしているから、それはいいことだ」と(NHK Eテレ『先人たちの底力 知恵泉』2019年4月2日)。

 ピン芸人として多種多様なパターンのネタを披露してきたバカリズムは、ほかの芸人が築いてきた”枠”にとらわれず、ときに問い直す。そんな志向性は、結婚についても同じだったのかもしれない。結婚への意欲を率直に問われた彼は、次のように答えている。

それは相手がいてこそだと思うんですよ。最初に『結婚したい』を掲げて、それに見合う相手を探すって、相手に失礼だと思うんです。あの人と結婚したいかどうかってことだと思う。枠じゃないから、結婚って」(日本テレビ系『バズリズム』2017年8月18日)。

 相手がいてこそ。そんな彼に相手が現れたとき、「女の子苦手芸人」などというあてがわれた“枠”にとらわれるはずがなかった。

「急に」ではなかった結婚

 オードリー・若林のツッコミは、誰よりも自分に向いてきた。そして誰よりもそのツッコミに戸惑いながら、自分を変えてきた。

 2012年に「女の子苦手芸人」とキャラづけされた彼は、その後の数年間、テレビで女性への苦手意識を吐露してきた。例えば、これまで女性にアプローチし、何回か実際に会って食事もしてきたけれど、途中で猛烈に飽きてしまうという。

「1時間40分ぐらいすると、すごい帰りたくなっちゃって」(フジテレビ系『有吉の夏休み2014』2014年9月6日)。

 そんな「女の子苦手」キャラの肉づけ作業があまり見られなくなるのが、2016年から2017年ごろにかけてだ。ガールズバーに通いつめたという彼は、すでに人見知りが直ってしまっていた。けれど、テレビ番組の企画では、しばしば女性と観覧車で2人きりになる設定が与えられたりする。

 でも、「なんか嘘つくのも変じゃないですか。おじさんがしゃべれないフリしてるって。結局すごいしゃべっちゃうんですよ」(フジテレビ系『もろもろのハナシ』2017年1月8日)。

 女性との距離感を克服した若林は、ひとりで生きることの虚しさについても繰り返し語るようになる。「結婚したい」と明確に口にした彼は、その理由について次のように語る。

「自分のために生きれなくなってくるんですね、おじさんになってくると。自分でおいしいものをひとりで食べてても、誰かに食べさせたくなる」(フジテレビ系『もろもろのハナシ』2017年8月23日)。

「女の子苦手芸人」という自分のキャラクターに、若林は誰よりも率先してツッコミを入れ、少しずつ解体してきた。自分に向けてきた意識の矢印自体も、徐々に外側に向け始めた。そんな流れの結婚は、ごく自然な出来事だった。

 なぜ急に結婚する気になったのか。そう問われた若林は、「急にっていうわけじゃ自分的にはないんですけど……」と前置きしたうえで、次のように答えた(テレビ朝日系『激レアさんを連れてきた。』2019年12月14日)。

「タイミングが合ったとしか言いようがないんだよね」

文・飲用てれび(@inyou_te)

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  • 人見知りだったり、女性が苦手そうなのは作戦。ただ セックスは大好き。
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