フォーミュラE、新型肺炎流行を受け、3月の三亜戦中止を発表。代替日程を検討へ

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2020年02月03日 07:21  AUTOSPORT web

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2018/19年フォーミュラE第6戦三亜 スタートシーン
フォーミュラEは、新型コロナウイルスによる肺炎の流行を受け、2019/20年シーズン第6戦である三亜でのレースを、予定していた3月21日には行わないことを発表した。

 2019年12月から、中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が流行、中国の保健当局によると、2日の段階で中国での患者数は1万4000人を超え、300人以上の死者が出ているという。中国以外でも26の国で170人の感染者が確認されている。

 こういった感染拡大を受け、中国国内で予定されていたさまざまなイベントの中止や延期が決まりつつある。スポーツでもゴルフ、陸上などの大会が中止・延期されるなか、フォーミュラEは、3月21日の三亜でのレースを行わないことを発表した。

「コロナウイルスの継続的な拡散を考慮し、海南省および三亜市政府の関連部門との緊密な協議の後、フォーミュラEは、FIA、中国自動車およびモーターサイクルスポーツ連盟(CAMF)、地域パートナーであるエノヴァ・ホールディングスと共同で、2020年3月21日に予定していた三亜でのレースを開催しないことを決定した」と、2日に発表された声明には記されている。

「現在広がりつつある健康への懸念を考慮し、世界保健機関(WHO)がコロナウイルス拡大を国際的な緊急事態であると宣言したことを受け、フォーミュラEは、渡航するスタッフ、選手権参戦者、観客の健康および安全を最重要事項と考え、それを確保するために必要な措置を講じる」

「我々は地域のパートナー、海南省および三亜市政府の関連部門と緊密に協力し合い、状況の進行を監視し続けていく。全関係者は、状況が改善した場合、適切な時間をかけて代替日程での実行可能性を検討する」

 F1では4月19日に第4戦中国GPが予定されており、先週、F1は「状況を注視していく」というコメントを発表、FIAは「状況に応じて必要な措置を講じる」という声明を出した。

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