イザベル・ユペールが死期を悟った大女優役に 『ポルトガル、夏の終わり』4月24日公開決定

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2020年02月17日 10:31  リアルサウンド

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『ポルトガル、夏の終わり』(c)2018 SBS PRODUCTIONS / O SOM E A FURIA (c)2018 Photo Guy Ferrandis / SBS Productions

 第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたフランス・ポルトガル合作映画『Frankie(原題)』が、『ポルトガル、夏の終わり』の邦題で4月24日に公開されることが決定。あわせてビジュアルと日本版予告編も公開された。


参考:映像はこちら


 本作は、『エル ELLE』で第89回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたイザベル・ユペールの主演作。アイラ・サックス監督の『人生は小説よりも奇なり』に惚れ込んだユペールは、自ら監督にラブコールを送り、それを受けた監督がユペールのために本作を書き下ろした。


 ヨーロッパを代表する女優フランキーは、夏の終わりのバケーションと称し、ポルトガルの世界遺産の町シントラに一族と親友を呼び寄せる。自らの死期を悟った彼女は、亡きあとも愛する者たちが問題なく暮らしていけるよう、すべての段取りを整えようとしたのだ。しかし、それぞれに問題を抱えた家族たちの選択は、次第にフランキーの思い描いていた筋書きから大きく外れていく。


 ブレンダン・グリーソン、マリサ・トメイ、ジェレミー・レニエ、グレッグ・キニアらが脇を固める。そして、本作のもう1つの主役と言えるのが、イギリスの詩人バイロン卿に“この世のエデン”と称されたポルトガルの世界遺産の町シントラ。類稀なる美しさを誇り、このうえなく幻想的で美しい世界が、フランキーたちの人生模様を演出するかのようにスクリーンに映し出される。


 ビジュアルでは、深い森の中をフランキーがあてどなく彷徨う姿を捉え、「そして、愛が始まる。」とキャッチコピーが添えられている。


 予告編は、「私は写真映えするもの」とトップレスでプールを優雅に泳ぐフランキーの姿から幕を開ける。これまで自分の思うままに生き、家族や大切な親友たちのこれからをプロデュースしようと考えていたフランキーだったが、その思惑とは裏腹に彼らが抱える問題や悩みが次第に明らかになり、彼女の思うようにはいかない。そんな登場人物の複雑な悲喜こもごもをシントラの美しい風景の数々が包み込む。(リアルサウンド編集部)


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