スーパー耐久に『メルセデスAMGチーム・ヒリックス』新規参戦。AMGワークスのディルク・ミューラー起用

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2020年02月17日 15:41  AUTOSPORT web

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チームは新型メルセデスAMG GT3を使用する
2020年シーズンのピレリスーパー耐久に新チーム『Mercedes-AMGTeam HIRIX』が参戦を表明した。使用するマシンはメルセデスAMG GT3(MY2020)で、ドライバーは 山脇大輔 と女性ドライバーのベティー・チェン、スーパーGT参戦経験のあるショウン・トン、そしてメルセデスAMGパフォーマンスドライバーのディルク・ミューラーとバラエティに富んだ構成だ。

 3月21〜22日に鈴鹿サーキットで開幕を迎え、6月5〜7日には天王山の富士24時間レースも行われる2020年のスーパー耐久。年々、国内外のエントラントからの注目も高まっており、2020年に向けては暫定エントリーの時点で8クラス総勢64台が名を連ねている。

 新たに参戦を表明したメルセデスAMGチーム・ヒリックスは最新モデルのAMG GT3でシリーズ最高峰のST-Xクラスに参戦する。使用するカーナンバーは44、メンテナンスはクインゲルト株式会社が担当する。チーム監督は牛嶋哲司が務める。

 このチームの特徴は、レース活動を通じてダイバーシティの推進とグローバルな対応力の強化を図るという点。日本/海外といった概念にとらわれないチーム運営をする方針だといい、起用するドライバーラインアップにも、その考えが表れている。

 起用が発表されたドライバーのうち、日本人は山脇のみ。山脇は2019年のスーパー耐久にGT4で争われるST-Zクラスへ参戦し、年間ランキング3位に輝いている。

 残る3名のうち、注目はメルセデスAMGのワークスドライバーであるミューラーだ。これまでIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権やニュルブルクリンク24時間、デイトナ24時間に参戦し、2018年のニュル24時間で準優勝、2017年のデイトナ24時間ではGTLMクラス優勝を手にしたこともある実力派だ。

 AMGパフォーマンスドライバーが日本国内のシリーズ戦に参戦するのは、これが初めてのことで、新規チームにとっては強力なサポートになることは間違いない。

 そのほか、女性ドライバーで台湾出身のチェン、2019年はニッサンGT-RニスモGT3でスーパーGT GT300クラスを戦った香港出身のトンもマシンをシェア。4カ国の男女ドライバーがそろう国際色豊かな布陣となる。

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