中川大志「涙が出そう」 中学時代に『おはスタ』共演、山寺宏一の言葉に感極まる

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2020年02月18日 20:02  Techinsight Japan

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映画『ソニック・ザ・ムービー』公開アフレコイベント
映画『ソニック・ザ・ムービー』(3月27日公開)の公開アフレコイベントが18日に都内にて開催され、俳優・中川大志(21)が登場した。かつてバラエティ番組で共演して「恩師でありお父さんのよう」という声優・山寺宏一(58)との登壇に「涙が出てきそう」と感極まる場面があった。

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同映画の日本語吹替版で主人公・ソニックの声を務める中川大志。3度目の声優だが、主演は今作が初めてだ。日本で生まれたキャラクター「ソニック」について中川は「僕がゲームで慣れ親しんだキャラクター」といい、「この映画でしか見れないソニックを作り上げられたらいいなと精一杯やらせていただいた」と振り返った。超音速のスーパーパワーを持っている青いハリネズミ「ソニック」を演じるにあたり、中川はキャラクターにちなみ青いパンツをはいてアフレコに臨んだそうだ。


悪の天才科学者「ドクター・ロボトニック」役の山寺宏一とは、バラエティ番組『おはスタ』で2012年4月から2014年3月まで2年間毎週顔を合わせていた中川大志。中川が「山寺宏一さん」と呼ぶと山寺が「いつも通り山ちゃんでいいよー」と気さくに返すが、「恩師であり、お父さんのような存在の大好きな大先輩」を前に今回アフレコ実演するだけあって「ド緊張です」と顔をこわばらせた。


そんな中川大志と山寺宏一のアフレコ実演が終わると、ソニック役を熱演した中川に「素晴らしい。ソニック以上のスピードで進化しているなと思うぐらいどんどん役者としてどんどん成長してて、今もお見事でした」と山寺が感想を述べると、中川は「ちょっと涙出てきそうになっちゃって、すみません。嬉しいです、本当に」と“恩師”の褒め言葉に感極まった。


さらに山寺は「ソニックはテンション高いから難しいと思う。もともと知ってるからとかの掛け値なしで、本当で素晴らしい。声優としてもいくらでも活躍できるものを持っていると思うし、それでこのルックスですからね。身長も抜かれているので、今日は上げ底の靴を履いてきましたよ」と笑いを誘いながら、中川の成長に目を細めた。


ベテラン声優の山寺宏一に絶賛された中川だが、実は一度出演を辞退したという意外な事実を明かした。「僕は声優を本業としてやっていない人間なので、僕にできるのだろうかと考えまして、その責任の重大さに、マネージャーに『できません』と断らせていただいた」と明かした。だが一晩考えて中川は「僕のところまでたどりついた奇跡を改めて考えて後悔するんじゃないかと思って『チャレンジさせてください』ともう一度お願いしました。あのときに断ってなくて良かったなと思っています。自分にとってすごく大きな力になるとても大切な作品になりました」と胸を張った。これを聞いた山寺は「受けてくれてありがとう。一緒にやれて嬉しかった。そんな葛藤があったんですね。今、初めて聞きました」と驚いた。


山寺は「(中川が)中学生のときにずっと一緒にやってて、いつか大人になって一緒に酒でも飲んで、一緒に仕事できたら嬉しいなとずっと思っていたんですけど、それが最近両方叶ってね」としみじみ。中川も「叶いましたね」と笑顔で頷いていた。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)
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