ビリー・アイリッシュ、SNSのコメントで「人生をメチャクチャにされかけていた」

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2020年02月20日 12:42  Techinsight Japan

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笑顔でファンに手を振るビリー・アイリッシュ(画像は『BRITs 2020年2月19日付Instagram「Can’t even deal with how much love @billieeilish has for her fans」』のスクリーンショット)
現地時間18日、米出身シンガーのビリー・アイリッシュがロンドンのO2 アリーナで開催された「ブリット・アワーズ」に出席した。授賞式に先駆けて出演した『BBC Breakfast』では、最近SNSへの心無い書き込みが増えたことで「人生をメチャクチャにされている」と告白、のちにステージでも涙ぐむ場面が見られた。

その個性的なビジュアルと“エンジェル・ボイス”と形容されるささやくような歌声で快進撃を続けるシンガー、ビリー・アイリッシュ(18)。1月のグラミー賞では5冠を達成、今月はアカデミー賞授賞式の追悼コーナーでザ・ビートルズの『イエスタデイ』を披露するなどこのところ大きな舞台での露出が続いている。

そんなビリーが現地時間18日、ロンドンのO2 アリーナで開催された「ブリット・アワーズ」に姿を現した。授賞式に先立って行われた『BBC Breakfast』のインタビューに出演したビリーは、そのなかでSNSについて言及、「コメントを読むのは2日前にやめた」ことを告白した。その理由を問われると、

「人生をメチャクチャにされかけていたから。」

と即答、

「おかしなものでクールなことをやればやるほど、ヘイターが増えていくの。」
「史上最悪ってくらい荒れてるわ。」

と自身のSNSアカウントが心無いコメントであふれかえっている現状を説明した。

「でも心無い書き込みのなかには、笑えるジョークも多くて。それこそが問題なんだけど、面白いから誰も止めないんだと思う。」
「笑いを取るためなら、なんでもアリみたいな。笑ってくれると思って言ったことでも、後になってそれが全然笑えない内容だったって経験は、自分にもあるし。」

とビリーが自分なりの見解を述べると、インタビューに同席していた兄のフィネアスも、

「道でバッタリ会う場合と比べると、人はスマホのスクリーンの向こう側にいるときの方がずっと強気だからね。」

とネット上の匿名性が人々の無責任な発言を助長していることを指摘するのであった。

この日のビリーは「ブリット・アワーズ」で映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌を初披露、そして最優秀インターナショナル・女性ソロアーティスト賞に輝いた。壇上では

「最近、自分はものすごく嫌われているんだって感じていたところなの。だからステージからみんなが笑顔を向けてくれるのを見た時、心底泣けてきた。今も泣きたい気分よ。こんな気持ちにさせてくれてありがとう。」

と挨拶、“荒らし”によるSNS上の心無い書き込みに傷つき苦しんでいたビリーが見せた笑顔と涙に、会場からは大きな歓声が巻き起こった。

くしくも数日前にはビリーの憧れであるジャスティン・ビーバーが、瞬く間にスターの階段を駆け上っていく18歳の“ポップ・アイコン”の将来を懸念し「守ってあげたい」と涙したばかり。大勢のファン達も、ビリーが心無い書き込みや世間の誹謗中傷にブレることなく、快進撃を続けていくことを願っているに違いない。

画像は『BRITs 2020年2月19日付Instagram「Can’t even deal with how much love @billieeilish has for her fans」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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