2019年の全日本スーパーフォーミュラ選手権王者のニック・キャシディが3月1日にモロッコのマラケシュで行われるABBフォーミュラE選手権ルーキーテストにエンビジョン・ヴァージンから参加することが発表された。
スーパーGTでもチャンピオン獲得経験を持つキャシディだが、電動フォーミュラレースの最高峰、フォーミュラEを体験するのは今回が初めて。当日は女性ドライバーのアリス・パウエルとともにチームのマシンを走らせる。
キャシディはすでにチームのシミュレーターでトレーニングを進めているといい、2014年にマカオGPで表彰台を獲得したときのレースエンジニア、ステファン・レーンとも再会を果たしたという。
「この素晴らしい機会を与えてくれたチームに感謝したい。すでに多くの時間をシミュレーターに費やしているから、早く実際のコースを走りたくてたまらないよ」とキャシディ。
「過去にフォーミュラEマシンを操った経験は一度もないから、どんなパフォーマンスを発揮してくれるのか楽しみだ。ルーキーテスト前にある第5戦マラケシュのレースウイークからチームに帯同する予定で、彼らと一緒に過ごすのも楽しみだよ」
「それにレニー(ステファン・レーン)ともう一度仕事ができるのもうれしいことだ。彼は僕がルーキーだった2014年にレースエンジニアを務めてくれていた人物で、彼と一緒に働けるのも楽しみなんだ」
このフォーミュラEルーキーテストには、サッシャ・フェネストラズや高星明誠、ヤン・マーデンボローなど、日本のモータースポーツに馴染み深い面々も数多く参加する予定で、国内外から高い注目を集めることになりそうだ。